2019/12/24(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


繰り返しました。
日本企業に賠償を命じた
韓国最高裁の判断を
重んじるという立場を

改めて伝えたんです。
いわば、平行線で終わりました。
文大統領はまもなく帰国の途に就きますが
韓国の国民に対して
クリスマスプレゼントというのは
具体的な進展がなかった


会談といえそうです。
渡辺≫分かりました。
中国・成都から中継でお伝えしました。
さて、辺さん、この冒頭発言にも
ありましたように
とにかく両国関係の関係改善
そのための
解決策を対話によって
行いたいという共通部分は
あるんですけれども、実際に
問題になるのは元徴用工の問題と
輸出管理の問題と
なってくるんでしょうか。
辺≫もちろん
首脳会談が1年3か月ぶりに
実現したというのも
1つの成果かもしれませんが
韓国の国民が
今回の首脳会談に期待したのは
安倍総理から韓国が求めている
輸出規制の解除の前向きな言質
あるいは対応
これを期待したと思うんです。
しかし、具体的に今回
それを取り付けられなかったということになりますと
韓国国内で、なんのための
首脳会談だったのかという
批判あるいは反発と国野党から
そういう攻撃を浴びかねないと
こう考えると今回、具体的に

安倍総理から
前向きな発言を取り付けることに
したいというのは
手ぶらで
帰国するということになるので
文在寅大統領にとっては
頭の痛い首脳会談だったという
感じがしますね。
渡辺≫この11月12月の動きを見ますと
条件付きではありますけど
GSOMIAに関しては維持されて
輸出規制も一部、運用を
見直すという動きの中で
1年3か月ぶりの首脳会談と
なったんですが
ただ、来年に当然
この話は持ち越されていくと
思いますが
来年の様子を見ますと
韓国は、4月に
総選挙を控えているんですね。
ここは大きいですね。
辺≫この総選挙で文政権の政府・与党が
勝つためには、なんといっても
経済をよくしなくちゃならない
そのためには輸出規制を
解いてもらわないといけない。
来年の選挙までに具体的な成果を
手にしなければならないということです。
今回は対話を重ねて

懸案を解決していこうという。
その言質は取り付けた。
でも具体的に来春までに
そういう成果を
取り付けられないと
逆に反日というカードを使って
また、反日へのアクセルを
踏みかねないということで
文在寅大統領にとっては
再度、一連の
日本との会談を重ねることで
1日でも早く制裁を
解いてもらいたい
ということじゃないかと
思います。
渡辺≫日本としては国と国との
約束は守ってもらわないと
困りますということは
ずっと日本政府、安倍総理も
言い続けているわけで
結局のところ文在寅政権が国内に向けて
発する、選挙を意識して。
そのことと、日韓関係が
どうこう絡み合って
来年の外交ということに
なっていくんでしょうか。
辺≫輸出規制を早く解いてもらいたければ
懸案の徴用工の問題で
日本が納得するような解決策を一日も早く
示すべきだということなんですが