５００ドットコムの関係者と
接触したほか
中国シンセンの本社を訪問し
経営トップとも面会するなど
複数回の接触を重ねてきました。
特捜部はこのような経緯に
着目して捜査を進めた模様で
５００ドットコムや
元秘書の自宅などへの強制捜査に
踏み切りました。
その中で今回の容疑が浮上したとみられます。
今後、特捜部は
ＩＲの参入をめぐり
秋元容疑者に
どのように現金が流れたのか
５００ドットコムが秋元容疑者に
何を求めていたのか
実態を解明するものと
みられます。
渡辺≫これ、もう
古賀さん、取り調べは
始まっているようですか？
古賀≫今日、逮捕される段階で
取り調べは
行われたものとみられます。
出頭要請は
今日の午前中にありまして
今日、事情は聞かれたものと
みられます。
渡辺≫分かりました。
ありがとうございました。
高井さんには
逮捕の決め手となった部分を
解説していただきたいんですが
その前にこの事件の構図を
整理しておきたいと思います。
まず、最初は左半分のこちら側。
外為法違反の疑いで
東京地検特捜部が
動き始めたんですが
これは５００ドットコムという
会社名ですね。
中国にあります、ＩＲ事業の
参入を目指す中国企業が
不正に数百万円の
現金を日本法人に対して
持ち込む外為法違反で
東京地検特捜部が動き始めて。
最初の部分で秋元議員の事務所であるとか
元秘書の自宅などを
家宅捜索したわけです。
持ち込まれた金の一部が
結果的に今回
贈収賄ということになりまして
贈賄側
こちら、収賄側です。
秋元議員。
そして、上３人が贈賄側。
金を渡した側ということになって
４人が逮捕
ということになったんですが
ここまでの流れの中で
高井さん
決め手となった部分は
どこだというふうに
お考えでしょうか。
高井≫これは、基本的には証拠を見てないから
正確なことは言えませんが
多分、贈側
あるいは収側に近い人から
詳細な供述を
得ているんだと思いますね。
供述の裏付けががさで
とれたと。否認のままでも
起訴できるという見通しを立てて逮捕したと思います。
渡辺≫この中国企業側と
秋元議員との
接点の部分でいいますと
先ほどもＶＴＲの中で
一部ありましたけれども
おととしの８月に
沖縄で５００ドットコムが
開催したシンポジウムで
秋元議員が講演していると。
どうやら、ここで初めて接点があったと
みられているんですが
その１か月後に
都内で現金３００万円が
渡っている容疑。
更には、もう１つあるのが
逮捕容疑ですが
家族を北海道の留寿都村に
招待をして、旅費航空運賃代など
７０万円分が
渡っているのではないかと。
これも賄賂にあたるのではないか
ということなわけですが
完全に秋元衆院議員は
否定をしています。
相当、強い言い方で。