逮捕前のコメントですが
一切関与していないと。
ここまで言い切ってる部分で
東京地検特捜部は
起訴できると思っての
逮捕だと思うんですが。
その根本部分はどういうことがあるんでしょう。
高井≫先ほど申し上げたように
贈側の供述が
固まれば収側は否認でも
構わないと。
多分、贈側に検察に
協力している人がいるんだと
思います。
かなり詳細な供述をして
その裏が取れている。
関連資料も提出されているということで
これは、本人が
否認のままでも起訴できるという
確たる自信を持って
やっていると思いますね。
逮捕前にやってませんと言うのは
検事からすればそれは当たり前のことですから
地球が丸いというのと同じで
意に介していないと思います。
逮捕の前に1回
在宅で聞いていますよね。
そのときにそれなりの弁解は
聞いていて、その弁解は
潰せるかどうかを
判断したうえでやっているから
自信満々だと思います。
渡辺≫となると確たる証拠は例えばどういうもの?
高井≫例えば贈側の供述。
渡辺≫意図をもって渡したと。
便宜を図ってもらおうと
渡しているという意味合い?
高井≫もう少し解説しますと
贈収賄で
一番、立証が難しいのは
金品の授受なんです。
金品の授受さえ立証できれば
職務関連かどうかは
比較的に容易なんです、立証は。
今回、彼はIR関連の副大臣だったので
職務権限があることは
間違いないわけだし
あの会社が彼に
現金を仮に渡したとすれば
それは職務権限絡み以外に
ありようがないわけですから。
職務に関して現金が渡ったという
確たる立証がある。
問題は現金が渡ったのか。
そこを立証できるかどうか。その点については
贈側の詳細な供述と
それを裏付ける
物的資料、これで
立証するという考えでしょう。
本人から自白させるという
つもりはないと思います。
とにかく弁解するなら
聞いてあげましょうと。
緘黙したいんだったら
どうぞ緘黙してください
ということだと思いますね。
渡辺≫さて、今もお話が少し出ましたが
安倍政権にとってみれば
IR事業というのは
中心政策です。
当然、政権への影響というのが出てくると思われるんですが
総理大臣官邸前から
官邸担当、前田さん。
政府は、どういうふうに
受け止めているんでしょう。
前田≫まず、秋元容疑者の逮捕と
今回のIR事業との影響なんですが
菅官房長官は今朝の記者会見で
影響はないと強調しました。
ただ、安倍政権が
成長戦略の目玉と位置付けるIRに関連して
所管の元副大臣が
逮捕されたわけですから
影響は計り知れません。
桜を見る会の問題で
内閣支持率が下落傾向になる中
更なる追い打ちとなるのは
必至で
自民党内からは支持率の下落に
歯止めがかからないのでは
ないかと
危惧する声も出ています。
秋元議員が所属する
派閥の会長の
自民党の二階幹事長は
安倍政権そのものが
関与したわけではないと
釈明しているんですけど
秋元議員の離党届を
逮捕後まもなく受理していまして