2019/12/25(水) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
危機感の表れともみられます。
IRそのものにも
暗雲が立ち込めています。
年明けには事業者を監督する
カジノ管理委員会を設置し
自治体の選定など
ようやく本格化するところでした。
これに対して
野党は早速カジノを禁じる法案を
国会に提出する方針を
固めました。
政権の目玉政策をめぐる
元副大臣の逮捕とあって
これは2020年の
安倍政権にとって
大きな壁となることは
避けられません。
渡辺≫前田さん
1つ確認ですが、秋元議員は
もうすでに
自民党に離党届を出して
これは
受理されたということですか。
前田≫そうですね。
逮捕の一報を受けるとすぐ間もなく
離党届を
受理したということですね。
自民党本部が。
渡辺≫分かりました。ありがとうございました。
高井さん、伺いたいんですが
今もありましたように安倍政権にとってみれば
このIR事業というのは
相当、今の成長戦略の中心政策であると。
ここへ、地検特捜部が
切り込んだ覚悟というものは
高井さんは地検特捜部の経験が
おありですから
どういう場合に
そこまで踏み込むのか
あるいは、これから
どんな捜査をしていくのか
どうお考えですか。
高井≫まず検察、特に特捜が捜査をするときに
自分たちの捜査が
政界にどういう影響を与えるかは
考えないんです。
影響を与えるために捜査をするということは
あってはいけないし
それはないんです。ただ、たまたま自分の目の前に
証拠があると。
その証拠が彼の収賄を
指し示しているというのであれば
粛々とその証拠に従って捜査する。
それに尽きるわけですね。
ただし、そういう重要政策に絡んで
ある程度の人間を
逮捕するわけですから
逮捕はしましたけど間違いでした
釈放します、起訴できません
ということがあっては
これは鼎の軽重を
問われるわけですから
それは先ほどから
申し上げているように
慎重に捜査して
緘黙のままでも起訴できる
有罪を確保できるという
確信を持った状態で
逮捕しているという慎重の配慮は
していると思います。
渡辺≫最後に伺いたいんですが
年末の押し迫った
この時期に逮捕に踏み切った
この理由は
どこにあるんでしょうか。
高井≫現職国会議員は
国会の会期中は逮捕できないんですね。
そうすると、来年の1月下旬には
通常国会が始まる。
そうすると逮捕すれば
20日間拘留。その前に逮捕の日数を入れると
全部で22日間
起訴までにかかるんです。
そうすると1月下旬を
起算点として21日逆算すると
大体、今日か明日ぐらいが
タイムリミットなんです。
ですからギリギリのところで
逮捕したということです。
渡辺≫よく分かりました。
高井弁護士にお話を伺いました。
これから来年この問題も
当然、国会での
追及の1つの大きなポイントに
なってくるものと思われます。
ありがとうございました。
≫極寒の中きらきらと舞い散る氷の粒。
今朝、北海道陸別町では
冬の厳しい寒さで
空気中の水蒸気が凍る