2019/12/26(木) 22:50〜23:20 デザイン トークス+(プラス)・選「デザインハンティング イン 山形」[二][字]
使われてたものの技法を使って→
それを ちょっと 形をアレンジして 今は
これ ランプシェードにも→
使えたりするんですけど。
じゃあ この形は 昔からあったものってことですよね?
そうですね。 この らせんの形は
あったんですよ。
それを 形をアレンジして 全体的な
構成を変えたのが これなんですけど。
きれい。 これもまた 形が違いますけど。
これが そもそも虫かごの作り方にならったものなんです。
これ 底が平らで
置けるタイプなんですけども。
これ でも すごく
おしゃれに感じるんですけど→
昔の人は これを持って
虫を入れてたんですね。
そうなんです。
また すごいな。
すごい昔からある形 すごい きれいな形
完成された形なので→
これを何とか 今の暮らしにも
生かせないかな~と思って。
一口に 藁といっても
稲の種類によって→
いろいろな色や形状を
したものがあります。
ここにあるのは そのうちの
何種類かなんですけども。
さっき言った 紫というのは この…。
これは何かもう ブルー。 ブルーみたいな。
きれいですね。 初めて見ました。
そうですか。
藁の素材感も違うんですよね。
やっぱり種類が違うと。
このぐらいの硬さだと この作品を
作るのに いいんじゃないかとか→
このぐらいだったら これを作ったら
いいんじゃないかとかってことで→
種類によっても 作るものが違うんですよ。
なるほど~!
現在 農家と藁細工作家という
二足のワラジを履いて活動している→
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋さんですが 実は 元役場の職員。
その時 参加したのが地域活性化のために行われていた→
藁細工講座でした。
冬 雪に閉ざされる この地域では農閑期の仕事として→
さまざまな自然素材を使った
編み組み細工が行われてきました。
中でも 藁細工は ワラジや ミノなど
生活に密着したものから→
マキを運ぶ際に背負う 背当てなど
数多くの道具が作られてきました。
しかし 近年は 工業製品に取って代わり
藁細工の技術を持つ人が減少。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋さんは この技術を残したいと
後継者になることを決意しました。
こちらは 古くから伝わる 蛍かごを
アレンジした ランプシェードです。
卵を持ち運ぶための卵入れを
オブジェにするなど→
現在の暮らしに合った 藁細工を目指し
日々 創作しています。
おじいちゃん おばあちゃんに
僕も作るんだって言った時って→
どういう反応がありました?
こんなものを作りたいなんて変なこと言うな~みたいな感じで→
最初 見られましたし 自分が そういう
作れるということが→
あまりにも自然すぎて とても
特別なこととは思ってなかったんですよ。
むしろ こんなことできても
何の役にも 今は立たないって。
当たり前だったことって…。
卑下まではいかないですけどもそんなに 自分のできる技術を→
特別なものと思ってないんですね
おじいちゃん方は。
それが 私は すごく もったいないなと
思って→
この技術を おじいちゃん方に もっと
すごいことなんだっていうことを→
知ってもらいたいなと思って
まず それをお話ししましたね。
ちなみに デザイン的には
どう お考えですか?
藁細工のデザインっていう面では。
藁細工って やっぱりその地域の気候風土に合わせて→
すごく考えられて作られてるんですよ。
ただ それが 今の暮らしにそのまま使えるかっていうと→
ちょっと 今 このままでは
使えないなっていうところは→
私の 今の感覚で 少しアレンジしたりは
してるんですけどもね。
そして [外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋さんが大切にしている
もう一つの仕事があります。
藁細工のワークショップです。
この日は 昔から 「魔よけ」として飾られていた 唐辛子と藁を使った→
しめ縄飾りを作ります。
かつては 家族や近所同士が集まり教え合いながら作業していたといいます。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋さんは 今 コミュニティーを