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2019/12/28(土) 02:35〜03:25 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「災害に耐える社会へ」[字][再]


前で ご説明しますね。
堀切地区
こちら 地図出ましたけれども→
まず この赤いところ。
これ 全部 古い木造住宅です。
火災のリスクが…。

ほとんどが。たくさんありますよね。
で この真ん中に見える
ここが 小学校でして→
ここが 皆さんの
避難所になるところなんです。
ただ このように 周り
赤い住宅で囲まれていますし→
ひとたび火災が起きると
こういう危険がありました。
青いエリア 出てきましたけど→
これが 消火できないんですよ。(テリー)学校も駄目だってこと?
はい。 含まれているんですよ。
(小芝)避難所が…。
避難したはずが
火に巻かれてしまう。
避難所に行けないですよね。
行けなくなりますよね。
これは やはり 道路が狭いので
消防車両が通れなかったり→
といった理由があって
こうなるんですけど→
そうすると 道路を造りましょう。
テリーさん どうします?
(小野)ここが大きい道路ですから。


そうですよね。 そっから→
ちょっと お願いして…。
新しく造ったりしますよね。
でも 住民の皆さんは
そうしなかったんです。
こうしました。
(小野)あれ? これ元あった道じゃないんですか?
(井上)正解です。 元の道を生かす
作戦に出たわけなんですね。
(テリー)そこを広げる?
(井上)そのとおりです。→
住民の皆さん それぞれに→
最大50cm幅土地を提供してもらって→
道路を広げたんです。
そうすることで 消防車両が→
奥まで
通れるようになったわけですね。
(小野)これで 青いところの火が
消せるんですか?
はい。
さっきの避難所 ここですよね。
ここから ここの距離
150mぐらいあるんですけれど→
消防車両のホースって
140mぐらいあるんですね。
ですので ここまでは来られると。
で この辺りを消火することで→
避難所を守ることもできる
というわけなんですよ。
で どうして この生かす作戦に

出たかといいますと→
やはり 家から立ち退いたりとか
新たに改築すると→
誰かが 大きな犠牲を払うことに
なりますよね。
そうすると 計画も
なかなか進まないということで→
それは やめましょうと。
で 皆さんが妥協できる→
今あるものを
生かしていくという方向で→
ちょっとずつ しましょう
ということを選んだんですね。
(テリー)これ 自己負担なんですか?
(井上)自己負担になります。
(小野)すごい人たちだなっていう
感じがしますね。本当ですね。
でも なかなか…。
今までは うまくいってなかったわけでしょ。そうですね。
この堀切の住民の皆さんが
よし やろうってなったのは…。
もともと やはり→
地震が起きたら 火事が怖いよって言ってきた街なんですけれども→
具体的に じゃあ
何やったらいいんだというので→
行き止まってたんですね。
それで 我々がお手伝いで入った時に→
じゃあ どれぐらい燃えるか
燃やしちゃいましょうと→
シミュレーションで さっきのような火事を

起こしたんですね。
皆さん 「え~っ! 火事
こんななの!?」っていうんで→
火事が 自分事になったんですね。
(小野)ふだんの火事だったら→
自分のうちの前まで 消防車が…。
そうですね。 1つの火事に→
消防車がワ~ッとたくさん来て
消すんで 消えちゃうんですけど→
地震の時の同時多発だと

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