2019/12/28(土) 02:35〜03:25 NHKスペシャル シリーズ 体感 首都直下地震「災害に耐える社会へ」[字][再]


食品メーカーですからね。
ですから 社会に対する
責任ということじゃなくて→
運命共同体ですから
何が何でもですね→
供給をするべく
我々は 一生懸命 頑張るんです。
その時にですね
いちいち経済計算しないんですよ。
何と言っても
この街と一緒になってですね→
再興しようってやるんです。
これが 私たちがやらなきゃいけないことであり→
それが 責任だというふうに

認識しています。
でも 何か
新浪さんがおっしゃると→
すごく まぶしく 格好よく
聞こえますけど→
本当に みんな そんなふうに


思ってらっしゃるんでしょうか。
先ほどのセイコーマートさん
すばらしいと思います。
そして コンビニエンスチェーンの
皆さんも→
そういう覚悟でやられていますし。
実は 何度となく経験をしながらですね→
BCPという どうやったら…。
Business Continuity Plan.
その前に 社会を
どうコンティニューさせるか→
継続させるか。
そちらの方が重要だと→
各チェーンさん 皆さん
そう思っておられますし→
私たち 企業としても
サントリーとしても→
いかに再興するかってところを
まず第一に考えます。
防災に どのぐらいのお金を
かけてるんですか?
金額は 申し上げられないんですが
どういうことやるかというと→
関西の方から 商品を持ってきて→
そうすると関西 足りなくなるんです。
それでも
「申し訳ないですけど お客様→
我慢して下さい」。
こういうこともやります 必ず。
ですから 企業としては

相当なコミットをして→
必ず やりますから。
(小野)そうですか。
実は 企業の皆さんが
防災に力を入れられるように→
支える仕組みも
始まっているんです。
冷凍食品や生活用品の保管を
手がける倉庫会社です。
災害時には この倉庫から→
多くの物資が運び出されていきます。
この会社では 1台3,000万円する
自家発電機を導入するなど→
防災への投資を行ってきました。
しかし その必要性を 取引先にいかに理解してもらうかが→
悩みの種でした。
災害に強い企業であることを取引先にアピールするため→
この会社が利用したのが→
国が3年前から進めるレジリエンス認証制度。
レジリエンスとは
回復力という意味。
防災への取り組みや→
被災からどのように立ち直るのか→
企業の計画を審査し→
国が認証を与える仕組みです。
この認証で 取引先の信用を
高めることができれば→
大きなメリットに
つながるといいます。
一方 銀行も

防災に力を入れる企業を→
後押しする取り組みを
進めています。
日本政策投資銀行が行う
防災格付。
企業の防災力を審査し→
融資する際に 金利を優遇。
災害時には 緊急の融資にも
対応する仕組みです。
この制度を利用している
自動車部品メーカーです。
3年前の熊本地震で
工場が被災し→
復旧までに 半年もかかりました。
想定外の事態に備えて資金を調達しやすくするために→
制度を活用することにしたのです。
(小野)やっぱり ねえ…どう思われました?
う~ん もう 企業の方に
とりあえず 頑張って頂くしか。
私たち