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2019/12/28(土) 18:05〜18:50 NHKスペシャル選「香川照之の昆虫“やばいぜ!”」[字]


1 2 3 4 5 6→
7 8 9 10。 えっ?
食堂の庭先に生える 1本の小さな木に→
10ぴきものエレファスゾウカブトが
群がっている。
え~っ!?
エレファスゾウカブトがこれほど集団でいることは→
通常では ありえない。
一体 なぜ この庭先にある数本の木にだけ 群がっているのか。
コスタリカに来て20年という



昆虫学者の西田さんは こう考える。
なるほど。
まあ エサとなる…
エレファスゾウカブトは
マメ科の木を自分で削り→
そこから出てくる樹液をなめて
生きている。
もともと この周辺には
マメ科の木が たくさんあった。
しかし 人間が切り開き
バナナ畑に変えてしまった。
残っているのは
人間が植えた 数本のマメ科の木だけ。
ここに エレファスゾウカブトたちが
集中したのではないかというのだ。
じゃあ もう
この木に かかってるわけですね。
そうですね。
うわ~…
全員集合で同じとこで 同じことをしてる
っていうのが なかなかないんですよね。
それが悲しいんですよ。
とっても 何か…
その日が来るような気がしますよね。
さあ 見ましたか?見ました。
あんなことは ないわけですよ 普通は。
まさに やばい! 状態が起こってる。
コスタリカ見ても。
あの木がなくなったら だってもう居場所がないってことですもんね。
バナナを植えたことによって

結局は 人間が原因で→
エレファスゾウカブトの気高さが
なくなったんですよ。そっか。
さっきの 雲霧林や多雨林
コスタリカ全体にいた昆虫たちも→
まあ
人間が入ってないようなとこだけど→
でもまあ
コンクリの道路 造ったりとかさ→
一応 入ってるわけよ。
うんうん。人間が。
…で どんどん 人間が入ることによって
昆虫の生態が 確実に 今 変わってるな。
コスタリカだけじゃない。 実は 世界中で
やばいことになってるんじゃないか→
っていうんで スタッフに調べてこいと。
おっ!
行ってこいと。
カマキリ先生の指令を受け「やばいぜ!」スタッフが向かったのは→
昆虫研究の長い歴史を持つ ドイツ。
この博物館に 異変を探る手がかりがある。
保管されているのは 世界で最も多い
1,200万びきにおよぶ チョウの標本!
どうですか。
え~。うわ~ いいね。
最初に収集を始めたのは 250年前。
昔も 昆虫バカが いたんですね。
えっ 博士なのに。
その後 研究は代々受け継がれ→
現在 収集を担当する→

アンドレアス・ゼーゲラさんが20代目となる。
ゼーゲラさんが 膨大なコレクションを
年代別に整理した結果→
チョウの ある異変に気が付いた。
(ゼーゲラ)このチョウは 1980年に姿を消しました。→
こちらのチョウも 1990年代に絶滅。→
これは 2000年に絶滅しました。
このやばい事態は チョウだけではない。
ドイツ国内60か所以上の自然保護区で→
昆虫全体の量が減少している実態が
明らかになってきた。
調査に使うのは
この不思議な形をしたテント。
虫たちは
上へ上へと上る習性があり→
捕獲瓶に入っていく。
空を飛ぶ昆虫全体の量を調べられる仕掛けだ。
なるほど。
トラップに掛かるのは ハチやチョウ→
カメムシやテントウムシなど
さまざまな虫たち。
過去の調査と比べると
深刻な事態が浮かび上がった。
(ゾルク)これは 研究を始めた頃…
要は これだけ いたわけでしょ。真っ黒やん。
全部 これ だから…。
(新谷)全部 虫ってこと。
瓶の中には
1万びき以上の虫が入っている。
今度は 2016年に捕まえた虫の瓶。


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