同じ7月の2週間のものだ。
比べると 虫の量が大幅に減っている。
(新谷)うわ~ すごい減ってる!やばいね。
ドイツ全国の調査から この27年間で→
飛ぶ虫全体の量が 76%減っていることが明らかになったのだ。
更に 「やばいぜ!」スタッフが
調査したところ→
昆虫の減少が
世界中で報告されていることが→
分かってきた。
イギリスでは ここ30年間でハエなどが75%減少。
日本でも 地域によって
アキアカネが99%減少。
プエルトリコでは 36年間で
地上の昆虫が98%減少。
昆虫の減少には
いくつかの原因が考えられている。
一つの作物を広大な規模で作る
大規模農業は→
昆虫の住みかを奪う。
農薬も原因の一つだ。
そういうことなんですよね。
(新谷)そっか~。
そのほかにも 都市化や地球温暖化など
さまざまな要素が絡み合っている。
そして 今年1月。
世界中の昆虫減少の論文を検証したシドニー大学の研究者が→
驚きの数字を導き出した。
地球上の昆虫は ここ30年で→
毎年2.5%ずつ
減少し続けているというのだ。
(サンチェス)このままでは…
これは やばいですよ!やばい。
とんでもない結果が出ましたよ。
(2人)う~ん。
何ですか このやばさ。
ねっ。
ほんとですか それ。 1%って。
おかしくない?うん 信じられない。
どうすんの?
みんな いなくなっちゃうんだよ。
う~ん。
でも 何か 人間からしたら→
難しくないですか? この問題は。
そりゃそうだよ そりゃそうだ。
だから…
ここら辺で抑えていいというところで…
(2人)あ~。
人間は 本当に欲があるから→
どんどん どんどん
行こう行こうとしちゃうわけだよ→
自然を壊してでもね。
それが 目に見えないところで…
う~ん。
どうすんの?
まあ でも…
あっ!
休んでこい 今!
やだ~!
5食…。
駄目だよ!
だって! 強いて言うなら まあ→
蜂蜜は分かりやすく食べられなくなっちゃうな。
でも それ以外は 困ることは…。
いや ある!
その扉を開けたら終わりなの!
世界中の研究者が警鐘を鳴らす…
もし 昆虫がいなくなったら
何が起こりうるのか?
最悪の事態を見ていこう。
昆虫は多くの生き物の大事な食事だ。
昆虫が いなくなると→
それを食べていたカエルやトカゲ 魚→
小さな哺乳類
鳥などの多くが絶滅。
そして
その小動物を食べていた→
肉食動物も
絶滅することになるだろう。
そうなんだよ
食物連鎖のね 一番下にいるから→
その土台が
崩れるってことなんだよ。
植物にとっても昆虫は欠かせない。
例えば ミツバチは花から花へ花粉を運び→
実を実らせる。
そして 一部の蚊も花粉を運ぶ。
あっ そうなんだ!
蚊だと思ってバカにしちゃいけないよ。
地球上の植物の およそ80%は→
昆虫が花粉を運ばないと実も種も出来ず→
命をつなげない。
これは 私たち人間の暮らしにも大きく影響する。
多くの野菜や果物が→
食べられなくなるだけではない。
牛肉も乳製品も→
食卓から消える可能性がある。
どうすんの? 100年後。
(新谷)やばい。
なぜなら 家畜の牛が食べる牧草も→