C3の段階で行われることになります。
そうなって
C3までいって 根管治療 やりましょう。
大変難しいということですけども→
具体的には どういうところが難しいっていうことになりますか?
根管治療で
非常に難しいところの一つは→
まず見えない所を対象としている
というふうなことです。
見えない所は
手探りの状態になってしまいます。
ですので その歯が複雑な形を
していることが予想される場合には→
通常のレントゲンだけではなくて→
CTといわれる 三次元的に歯の根っこの形を捉えられるような→
レントゲン撮影をして
その数だとか形というものを→
把握する必要があります。
なるほど。
<こちらは 同じ歯をX線で撮ったものと→
CTで撮ったものです。→
X線は 撮影できる方向が
限られているため→
必ずしも 歯髄の全体像を
捉えることはできません。→
一方 CTは あらゆる角度から
撮影することができるため→
X線では見つけることのできない
歯髄の特徴をつかむことができます。→
例えば このCT画像は→
真上から見た歯髄の断面の形を示しています。→
通常 断面は円形ですが
このケースは→
C字形の特殊な形をしていることが→
治療を始める前に分かるのです>
今日はですね 実際に
その歯髄などをかき出す道具→
こちらに ご用意いたしました。
これは「ファイル」といわれる器具です。
根管の中にある歯髄を除去するために→
やすりがけをできるようなデザインがされています。
こちらに見えているのが
透明な… これは標本です。
実際の歯の根管と同じように
非常に細くて…。
見えないぐらいですね。
湾曲している。
中ですね。
この中に これを入れちゃうわけですか?
はい。
例えば これは 0.1mmのファイル。
痛い 痛い…!
入っている。
これで やすりがけをしながら。
こういう形で 歯髄を除去していきます。
細かいですね。
プラス 結構 やっぱり→
先生の腕前みたいな…
アナログな部分 多いじゃないですか。
…っていうのも ちょっと感じるな
っていうふうに思いますね。
本当に細心の注意を払った
治療ということなんですけれども→
こちらにですね それをまとめてみました。
根管治療。
<再感染のリスクを下げるために
使われるものは→
CT以外にもあります。→
まずは ラバーダムです>
治療している歯を… 孤立して→
このゴムのマスクから出してあげることによって→
より清潔な治療ができる
というふうなシステムです。
根管治療の手前の 先ほどのC2だとか
そういうふうなときにも→
できるかぎり ラバーダムを使って→
お口の中の湿度なんかをコントロールしながら→
使われることがあります。
へえ~ 初めて見ました。
そして VTRに出てきました
こちらの機械。
根管長測定器。
治療としては根っこの先端ぎりぎりの所まで→
しっかり 歯髄を取り除いて消毒をしたい。
…となりますと→
根っこの先端の位置を なんとか知りたい。
決める必要があります。
先ほどのファイルに
こちらを取り付けることによって→
作業をしながら 今 どこにあるのか。
もう少し先に 根管…根の先端があるのか。
それとも 今 ジャストなのか
それとも 突き出てしまっているのか。
そういうことを調べながら
根管治療っていうのは行われていきます。
じゃあ 同時進行にできるってことですね。
はい。
そしてね 先ほども 繊細な手術の様子
分かりましたけれども→
やはり マイクロスコープで見ながら→