コンポジットレジンは虫歯の治療に多く使われています>
<虫歯の治療に使う場合→
まず虫歯の部分だけを最小限 削ります。→
削った部分に接着剤を塗ったあと→
LEDの青い光を当てると固まってきます。→
その上に コンポジットレジンを→
充てんしながら形を整えます。→
コンポジットレジンも→
LEDの青い光を当てると固まる素材です。→
再び 歯に接着剤を塗り→
コンポジットレジンを充てんします。→
この作業を何回も繰り返し→
元の歯と同じようになるまで修復していくのです>
<こちらは 実際の治療の様子です>
<コンポジットレジンはその人の歯の色に近いものを選びます>
<注射器を使って
コンポジットレジンを充てんし…>
<LEDの青い光を当てると→
3秒程度で固まります。→
この治療によって
虫歯を削る量は最小限に抑え→
こんなにきれいに
修復することができるんです>
<このコンポジットレジンは→
歯が すり減ってしまった部分にも→
使うことができます>
<浅越さんも…>
<このとおり!→
上の歯を13本 下の歯を3本修復しました。→
この治療で浅越さんの痛みは
すっかりなくなりました。→
現在は 歯ぎしりを防ぐために
マウスピースを着けて寝ています>
先生さまさまですよ。 ハハハハ…!
<浅越さん よかったですね!>
まあ コンポジットレジン すごいですね。
虫歯だけじゃなく すり減ったような歯も修復できるということですか?
そうですね。
コンポジットレジンに必要な接着剤や→
コンポジットレジンそのものの品質も
上がってきているので→
見た目がきれいになってきてるのも
そうですし→
しっかりとした物性を兼ね備えて→
患者さんの機能を回復できるっていうのも→
いいところだと思います。
それで 何より 歯を削ることがなくて→
歯を保存する… 歯を守りながら→
短い治療期間治療回数で行うことができて→
1本だけの小さい修復であれば→
1日で治療が終わることも珍しくありません。
今日は そのコンポジットレジン
お持ちいただきましたので→
見せていただきましょう。
なるほど。
こちらに 人工の歯を用意いたしました。
ちょうど虫歯を取り終わったところの状態です。
虫歯は取りました。 さあ…。
そこに対して接着剤を まず 塗っていきます。
<接着剤を付けて準備したあと→
コンポジットレジンを充てんしていきます>
もう かぶせちゃうんだ。
はい。
今から青い光を
3秒間 当てていきます。
あら!
3秒。
はい。 3秒 当てた。
それで その表面は固まってるのかということになりますので…。
えっ 今!?
実際に…。
ハハハハ…!
青いの 3秒しか やってないですよ。
もう 完全に固まってる。
すごい!
カチカチ いってますね。
カチカチだ。
あっという間ですね。
あっという間。
これ 1本あたりの時間って
今のぐらいってことですか? じゃあ。
これぐらいの大きさですと
大体 20分から30分ぐらいかけて。
え~! これが もう… これ自体が→
ポロッと取れてしまうことはないんですか?
私が所属している接着歯学会の
臨床研究のデータでは→
500症例の患者さんに対して
治療を行った場合→
3年後の生存率が99%というふうな
高い成功率…。
ほとんどないってことですね
それは もう。
欠けたりなんかの 耐久性みたいなのは
どうなんですか?
実際に かむ力が強い患者さんだとか→
かみ合わせが強くかかりやすい場所に関しては→
欠けてしまうこともあります。
また 境目に色がついたりだとかお手入れが うまくいかなかった場合に→
境目が虫歯になることがあるんですが→