模型や最新のCGなどで楽しく知ることができる「細胞展」。
こんなふうに
分子がひしめく細胞の中の様子も→
見ることができる。
本当に…
そう。
自分に必要な たんぱく質 作ろうとか→
あれは いらないもの 壊そうとか→
みんなでもって 今 一生懸命 働いてる。ああ すごいな~。
生きてる間じゅう 本当に 絶え間なく
これ やってくれてるんだと思うと→
それも すごいなって思いますね~。
そうですね。 ある程度… まあ やっぱり。
これで
だんだん だんだん… 壊れてったり→
DNAも 少しずつ変わってったり→
いろんなことしますから。
そうすると DNAが変わって
がんになったりとか→
いろんなことが起きますしね。
だから これが…
そうですね! そうですね そうですね。
私も そう思います。
今まで…
そうです。
英語では…
「館」は「ホール」。
開いているのは「ホール」だからで→
「研究所」だったら素人は入っちゃいけないよって…。
そうですね。
だけど…
なぜ「ホール」かっていうと→
私は「科学のコンサートホール」と思ってるんですよ。そうですね。
音楽って 例えば
ベートーヴェン作曲とかありますよね。
「運命」っていう有名な交響曲が…。
ベートーヴェンが書いたらそこで 音楽は出来てるわけですよね。
でも ここに置いておいてもらっても
私は これ 全然 分からない。
で やっぱり 弾いていただかないと。
それから まあ ショパン。舘野さんが弾いてくださる。
そうやって 弾いてくださると 初めて→
「あっ ここに音楽がある」って分かりますでしょ。
何か だから
科学って 論文書いたら終わり。
音楽は ずっと
それをやってらしたじゃないですか。
我々は 演奏をして そして…
生きてくる。「生きてくる」。 そっか…。
それが大事なんですね。
そうですね。
だから みんなが 何か 響き合って…
それから 出来てきて…
そうすると
音楽が生きるだけじゃなくて→
それを やる人たちの中でも→
そういう 何ていうか…気持ちが出来上がっていくんですね。
それも大事…?
そうです。
ああ なるほど。
そうすると 科学もそれと同じことをやって→
ここの仲間たちが論文出して
「はい さよなら」じゃなくて→
みんなで それを作ることで
まあ やっぱり ここは→
そういう気持ちができてるかなって
思います。
そのことを やっぱり
ふだん あんまり考えないけども→
分かるといいですね みんながね。
なるほど。
さっき…
…っておっしゃって。
今 何か 社会の流れは→
死ぬって悪いことみたい…。
何か 永遠に生きること… プラスのこと→
それだけがいいみたいに言ってるけど→
私は やっぱり…
しかも それで終わっちゃったら駄目なんだけれど…
これは やっぱり…→
もし 機械の世界だったらそれは駄目なわけですよね。
壊れるものは いけないんだけど→
生き物は ちゃんと…
違うっていうこともね。
みんなが違うっていうこと。
同じく…
そうすると…
…と思ったんだと思うんですよ。
…って言うと 変ですけども→
そういうシステムを生み出すことが
続くためには いいんだ。
結局 だから…
…っていうことを見つけたんだと思います。
そうです。 「生命誌」っていうのは→
そういう いろんなものがそれぞれの物語を紡いでるから→
それを見ていきたいなって思って。
音楽だって それぞれ いろんな方がいらっしゃるから 面白い。
そうですよ。 それで…→
今まで できていなかった音楽が…
あの… 私も 実を言うと…