2019/12/28(土) 22:00〜23:00 SWITCHインタビュー 達人達(たち)・選「舘野泉×中村桂子」[字]
その場その場の自然がお好き…。そうそう…。
それは そうですね。
どこの自然がいいとかどこがっていうのではなく。
生きて 動いてるんですから…。
それも多様だし いつも動いているし。
舘野さん 拝見してても→
お好きなようにやっていらっしゃるような気が…。
あんまり
お選びにならないんじゃないですか?
選ばないです。 ピアノなんか よく
どこそこのじゃなきゃ…→
どこそこの高級品じゃなきゃ
駄目だというのが→
それが いいようにも
言われているけどもね。
楽器と そういう関係が出来るんですか?
関係が出来る。
まあ つまり…
あっ 本当ですか!だから それが すばらしいんです。
楽器も生き物みたいな…。
そうそう。
ああ そうですか。
だから…
そういうふうに やればいいんだ。
だから 私は生き物 生き物っていっても→
生き物については
知ってますけど→
楽器も生き物。
そうです。
そういう見方をすれば…。
手が触れるとこは みんな そうなる。
そうすると 応えてくれる。
ええ ええ。
「これは生き物じゃないよ…」。
ともに生きるっていうのは生き物だけの話じゃなくて→
あらゆるものと ともに生きるっていう。
なるほど。 それは いいことを伺いました。
僕はね とにかく ずっと…
それで だからね…
だから これから また
いろいろ新しい作品を いろんな人とやる。
合奏もやる。 オーケストラともやる。
そういうことが つながっていってね。
それで ある日
「はい さよなら さよなら」と。
そうできたら 一番いいですよ。
本当に そうなったらそれは 一番いいですけどね。
生き物 なかなか思いどおりには
いかないところが ありますけれども。
それは 舘野さんの場合 ピアノで→
それを表現してらっしゃる。
私は 生命誌っていう形で。
やっぱり 本当に…
同じように 共通に→
「生きる」っていうことの大事さ→
というものを
同じように感じていらっしゃる。
音楽の面でもね 生命学の面でも→
そうなんだなと思って→
感心することが多かったですよ。
とてもよかったですね。
♪♪~
2019/12/28(土) 22:00〜23:00
NHKEテレ1鹿児島
SWITCHインタビュー 達人達(たち)・選「舘野泉×中村桂子」[字]
“左手のピアニスト”として国内外で称賛の声を浴びる舘野泉と、「生命誌研究」の第一人者・中村桂子。ともに今年83歳になる二人が、「生きること」について語り合う。
詳細情報
番組内容
まずは中村が、舘野の生まれ育った自宅を訪ねるとスタインウェイのグランドピアノで独占生演奏。2002年脳溢血で倒れ、その後遺症で右手が動かなくなってから左手のみの演奏で奇跡の復活を果たすまでの秘話などを聞く。後半は舘野が、中村が立ち上げた「生命誌研究館」を訪問。生命科学などの知見をもとに生物の歴史物語を読み解こうという研究への思いに耳を傾ける。二人の話は「自然」から「生きること」へと深まっていく…
出演者
【出演】ピアニスト…舘野泉,生命誌研究者…中村桂子,【語り】六角精児,平岩紙
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化