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2019/12/29(日) 05:00〜06:00 こころの時代〜宗教・人生〜・選「命の輝きをうつす」[字]


いろんな水の表情をね→
撮ることができればな
っていうふうに思ってます。
保山さんは 病と向き合う
自らの心の内を描いた作品を→
春日大社に奉納するという形で
上映しました。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
この作品の制作を通して→
命の尊さ 生きる意味を

改めて見つめ直したという保山さん。
その背景には 大切な出会いがありました。
こんにちは どうも。
保山さんの撮影を見守ってきました。
撮影も終わりかけのある時花山院さんは→
かつて自分の娘が
小児がんで闘病していたことを→
保山さんに打ち明けました。
私の娘が そうですね3歳の時にね 病気を発症して→
これはもう本当に難しいというのが
奇跡的にね→
1年間ぐらい
本当に大変な治療をして→
本当に医者が奇跡だっていう
まあ 状態になって→
まあ 普通の生活に戻ることができた。
実際には 少し不自由なところは体の中に残ったんだけども。
で 本当にそこから まあ 5年間


天真爛漫に生きて→
最後また 再発をしたあとも
最後の最後まで→
本当に何ていうんですかねえ…
こう 一度も→
まあ 病になってる娘なんですけども→
病になってる娘にこっちが勇気づけられるような→
これはまあ 私だけじゃなくて 実は
学校の先生もそうだし 友達もそうだし。
ですから そういうふうなことが
あるんだなということを まあ 感じて。
そのお話を聞いた時に あの~→
奉納上映さして頂く作品まあ 用意はしてたんですけれども→
これではダメだなと すごく思いました。
だから 僕も全部さらけ出して花山院宮司様に見て頂きたい→
奉納作品として
神様に見て頂きたいという思いが→
すごく強くなったのと同時に→
彩生さんに対しても見て喜んで頂けるというかな→
そういう作品にしたいなって
すごく思ったんです。
で 宮司様との話の中で
すごく印象に残ってるのが→
彩生さんは 本当に
春日大社が好きな子やった→
ということをね
おっしゃって頂いて。
保山さんは 完成間近だった作品に→
花山院さんの娘・彩生さんに捧げる映像を新たに加えることを思い立ちます。
その撮影地となったのが

飛火野にある このベンチです。
ここへ座って ゆっくりとこう見ると→
御蓋山っていう山がこういうように浮き出るようにね→
見えてくる場所ですので→
一番美しく見えるんですね。
かつて この場所から
花山院さんが娘と共に眺めた御蓋山。
保山さんは 撮影にあたって
あることにこだわります。
虹です。
僕の中では 虹というのが→
この世とあの世をね
つなぐようなイメージがあったので→
彩生さんに見て頂くために→
このベンチから見た御蓋山にかかる虹を撮ったら→
彩生さん びっくりするやろうなと。
でも まあ簡単に 虹なんか撮れるはずないですよね。
期間もなかった
あまりなかったんですけど→
とにかく可能性が1%でもあったら
やってみようと思って→
毎日毎日 ず~っと ここのベンチに
座り続けてたんですよ。
そしたら
1週間か10日後ぐらいだったかな。
一瞬だけ 御蓋山の上に
薄~い 薄~い虹がかかったんですよ。
10秒ぐらいで消えたと思います。
その時 この飛火野には たくさんの人がねいてたんですけれども→
誰一人 虹に 気付く人はいなくて→

そこに座ってた僕だけが見つけた虹だったので→
その10秒ぐらいの虹 薄い薄い
御蓋山にかかる虹を撮った時に→
何かこう 彩生さんを驚かそうと思って
撮ってたけど→
結局なんか彩生さんに撮らしてもらった
みたいな そんな気持ちになって。
で その時に思ったんですよ。
彩生さんと僕は会ったことは一回もなくてお話しか聞いたことないんやけれども→
あの世にいてる人に

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