2019/12/29(日) 05:00〜06:00 こころの時代〜宗教・人生〜・選「命の輝きをうつす」[字]
これだけ影響を受けてね→
いろんな意味で励まされたりとかして→
自分のこの 何ていうのかな持ってる力以上のものを→
出させて頂いたという
そういう…→
この世にいてない あの世にいてる
彩生さんとつながれた→
つながったということがね
なんか すごい喜びで。
何が喜びかというと 自分も死を意識して
こうやって毎日過ごしてるんですけど→
死んだあとも こういうふうに
いろんな人とつながれる ということを→
自分がそうやって
体験したわけじゃないですか。
だから 死んだところで終わりじゃ
ないんだということを思いました。
♪♪~
御蓋山の撮影以来 保山さんは→
目に見えない力の存在を
意識するようになったといいます。
去年の暮れには 信じられないような
光景に遭遇しました。
去年の年末ですか。
はい。
大きな雲海 これをカメラに収めることが
できたんだそうですね?
はい。
僕はね 100年に1度の雲海やって→
ちょっと大げさかも分かんないですけど
言ってるんです。
実はね その時に
いろんなつらいことがあって。
もう 撮影を続けられないなと
思ってた時期だったんですよ。
で もう本当に
やめてしまおうと思ってて。
まあ 体も心も弱ってた時にね。
で 以前から雲海を撮るために毎朝早起きして→
その時も3時ぐらいに起きて 外に出たら
もうちょっと夜霧が出始めてたんですよ。
こんな時間から夜霧が出て
もうびっくりしました。
まず ない条件で。
で 若草山に登って。
つまり御蓋山の一つ隣の丘になりますね。
そうです。
この若草山から見る御蓋山がね
僕は 大好きなんですけど。
で 日の出とともに その雲海 雲が
分厚くなっていくわけですよ。
どんどん どんどん どんどん
分厚くなって。
えぇ!? っていうぐらい
奈良でも こんな風景があるのか。
奈良盆地見渡す限り 雲海。
だから京都の方までもうびっしり 雲がね 詰まってて。
で どんどん どんどん
雲が成長していって。
で 御蓋山が沈みかけるぐらいまで
なったんですけど→
不思議なことに御蓋山の山頂だけは
雲の下に隠れることなく→
残ってたんですよね 最後まで。
よく神主さんから聞いた話で→
神様は 傘を目がけて上からおりてくる
という言い方をされるらしいんです。
だから高僧の方とかだけ傘をかけて
行事されてたりとかするじゃないですか。
あ そういうことなのかって。
だから御蓋山 目がけて→
御蓋山を目印に神様が上から
おりてくるみたいなことなんだなって→
自分の中で理解してて。
御蓋山だけは 最後まで沈まずにずっと残ってる。
頂上が ちょっと見えてる。
そう。 そこだけ。
頂上だけ見えてね。
で その~ そこにね やっぱり御蓋山は特別な山だなっていうのを→
映像からヒシヒシと感じるというか。
風景から御蓋山が特別な山なんだなということは すごく伝わってきましたね。
で その時にね 僕はもう撮影をやめよう
と思ってたわけじゃないですか。
で その風景を 最後に見せて頂いた
ご褒美だとは思わなかったんです。
「まだまだ やれるやろ」と。
「もっと頑張ったら 今日のこの風景みたいに もっと奥の奥があるよ」と。
「だから諦めずに撮り続けなさい」って
言われてるような気がしたんです。
何ていうのかな その時は
ちょっと神様とつながったような→
その感じがありましたね。
だから 本当にその時に もうダメだって一番しんどかったんで。
そういう時に手を差し伸べて頂けた
というふうに 僕には思えたんで。
♪♪~
本当に神様ね いろんな風景を保山さんに見させ続けてくれています。
いや~ そうなんですよ。
だからね→
自分の能力だけじゃなくて やはり