2019/12/30(月) 02:15〜03:00 ブラタモリ選「比叡山〜比叡山はなぜ“母なる山”になった?〜」[解][字]
これ どういった場所にこのお堂が建てられているのか。
はい じゃあヒントで このフィルムを
ちょっと めくってみたいと思います。
よいしょ。
この辺りですとか…。この辺りですね。
ほとんどが。
自然地形。
実はですね…
なんと 険しい山の上にもかかわらず→
比叡山には お堂をつくれる平地が
たくさんあったんです。
どうしてなんでしょう?
実は その謎を解く鍵は→
境内の外 比叡山の山頂付近に
隠されてるんです。
ここは何ですか?
ここは 山頂付近にあります庭園になるんですけれども→
とてもきれいですよね。
景色も…。
景色もすごいね。
はい。
ここには おしゃれな庭が広がっています。
1500種類 10万本の花が お出迎え!
こういった絵も
たくさん飾られてまして。
西洋風になりますね。
バラとかも結構たくさん。
ちょっと離れましたね。
(笑い声)
ちょっと 今…
え~… あの方じゃないですかね。
(高橋)そうですね
なんか ちょっと怪しそうな…。
大体 分かりますね。
こんにちは。こんにちは。
こんにちは。 どうも。
京都大学の水野一晴といいます。よろしくお願いします。
比叡山の成り立ちに詳しい 水野さん。
趣味は 外国出張の時に気に入った絵を買うこと。
ふだんは アフリカのケニア山とか
キリマンジャロで→
氷河とか自然の研究をしてますが。
あ そうなんですか。
随分低いです。
よろしくお願いします。
ここは山頂付近なんですか?
(水野)ここ山頂です。ず~っと平らな地形があるんですけど…
あんまりないですね。
そうですよね。
ちょっと探してみて下さい。
(笑い声)あっ むき出しになってますね。
むき出しになってますね。
木が挟まってますよ。あぁ~!
将門岩?
(水野)はい。→
まあ この岩が 実は…
へえ~。 何だ?
いかがですか?
一見…
(水野)あぁ~ いいとこまで いきました。
ええ… しますが。ああ ちょっと。
(水野)覚えてらっしゃらないでしょうか?
(笑い声)
私といえば…。
あ 違う?いや~ まあ…。
それ すごいですよ それは。
今 思い出したので。
凝灰岩質砂岩は
なかなか難しいですよ。
すみません! すみません。
砂岩は近いです。
砂岩… 砂岩っぽいわけですね。
はい。
あれですか…
あっ いいとこまで きました。
あるんですが これ…。
どうぞ。ああ!
え~っと…
そうです。やった~。(拍手)
ホルンフェルスとは マグマで熱せられて
別の性質に変わった岩のこと。
およそ9000万年前
現在の比叡山の辺りで→
マグマが地上近くまで上昇。
その熱で もともと ここにあった砂岩などが変化したんです。
実は このホルンフェルスの成り立ち→
林田さんは 比叡山を眺めながらラスクを使って→
教わったことがあったんです。
≪おいしいでしょうか?
ラスクの外側の部分が
ホルンフェルス。
かんだあとに残った
とんがりが比叡山。
まさにタモリさんは
今 ここに立っています。
頂上から延暦寺の境内の多くにかけて→
こうした ホルンフェルスが広く分布しているんです。
そうなんですよ。
あぁ~。
つながりましたね。