(拍手)
あとね やっぱり
手と手が 実際に当たってるんですよ。
当たるんですね。
当たります。
当たった時に こう何か 相手の思いとか
伝わってきたりとかするんですか?
感覚派だから 全然。
僕は 何かね 練習した時に何か 伝わってきたんですよ。
伝わるもんですか?
ねえ。伝えてるつもりなんですけど→
伝わってないみたい…。
黄良々の気持ちをね 伝えてるわけよ。
でも 「いけ!」みたいな
声かけは いいですよね。
あの「いけ!」 いいよね。
あれ 聞こえるもんですか?
「いけ~!」とか言ってる…。
何 叫んだんですか?
ちょっと長すぎたなと思って。
「桐生さん」つけて。→
もうちょい短めに…。
「いけ!」の時 もういないからね。
「桐生さん」でね。
2歩のうちに言わなきゃいけないですからね。じゃあ 内村さん→
私 習ったんで 私からのバトン
受け取ってもらってもいいですか?
思いやりの。
いいですね。 コンビでね。
俺が こっちだな。
そう。
(笑い声)
マジで!? そのために呼ばれたんじゃないの? 俺。
コメディーいらねえから。
いくよ!分かった。 普通に走る 普通に。
はい!
ああ~!いいですね。
こういう感じ。 難しい。
バトンパスの技術で世界と戦ってきた日本。
しかし今 9秒台を連発するなど
個人の走力でも 世界に迫っている。
中でも 急速に力をつけているのが
二十歳の サニブラウン アブデル・ハキーム。
今年 立て続けに9秒台をマーク。
日本最速の男となった。
(実況)ひときわ大きな歓声。
サニブラウン 最後の登場。
強豪がそろった日本選手権でも。
得意の後半で抜け出し大差をつけて圧勝した。
(実況)1着 サニブラウン 勝ちました!
日本選手権制覇!
その究極の目標は
あのボルト超え。
実は サニブラウン
世界選手権出場も 9秒台も→
ボルトより若くして成し遂げているのだ。
100mの 各時間…。
その強さを
日本選手権のレースで分析した。
まず 注目したのは スピード。
サニブラウンのトップスピードは秒速11.85m。
時速にすると 42.7km。
これは 2年前の世界選手権でボルトがマークした→
秒速11.88mに迫る
世界トップレベルのスピードだ。
そのスピードを支えるのが→
1m90cmの長身が生み出す大きなストライド。
サニブラウンの平均ストライドは 2m27cm。
桐生や小池に比べ 1歩当たり20cm以上長い。
しかも その長さは
2年前と比較すると12cmも伸びていた。
急成長の秘密は どこにあるのか。
ヒントは レース後に見せる このポーズ。
その名も アリゲーターポーズ。
ワニは 陸上の名門フロリダ大学のトレードマーク。
多くの日本選手が
国内の大学や実業団に進む中→
サニブラウンは あえて
本場アメリカでの挑戦を選んだ。
数多くのメダリストを輩出した
ハイレベルな環境で勝負することで→
自らのポテンシャルを
更に伸ばせると考えたからだ。
フロリダ大学の最先端の筋力トレーニングで
ストライドを成長させた サニブラウン。
更に今 苦手なスタートダッシュの改善にも
取り組んでいる。
得意の後半に加え
レース序盤のスピードを高めれば→
ボルト超えも 夢ではない。
皆さんは サニブラウン選手の存在をどう見てますか?
黄良々選手は どうですか?
個々の走力アップも大事なんですけども→
実は メンバーを
どう配置するかっていうのが→
順番が大事なんです。
こちらが 10月の世界陸上の決勝のメンバーでございます。
まず 役割があるんですけども→
まず 第1走は ロケットスタートですね。
そして 第2走が トップスピードが高い。