2020/01/03(金) 05:10〜06:00 NHKスペシャル選 シリーズ TOKYOアスリート第5回▽陸上リレー 最速の絆[字]
選手に大きな負担をかけるからだ。
長いキャリアを持つ土江にとっても
かつてない試みだった。
2人は 初めての組み合わせ。
1本目。
はい!
あ~。
小池が上げた手と バトンの位置がずれた。
手を上げていた歩数は 5歩。
練習は あと1本だけ。
小池は 自分の手の出し方の特徴を多田に伝える。
すごい よく話してる。
自分の特徴を教え合って。
20分後に行われた2本目。
はい!
お~ 速い。
手を上げていた歩数今度は 2歩半だった。
3日後 土江は スペインに転戦した。
コーチ 大変だな~。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
この日は 経験豊富な桐生と→
代表歴の浅い白石のコンビ。
今年 急成長した白石。
代表でのリレー経験はない。
練習は この日も2本だけ。
はい!
あ~。 おっ うまくいった。
初めての組み合わせながら歩数は3歩と 上々の出来。
リラックスした表情の桐生。
一方 白石は 繰り返し 動きを確認する。
桐生が声をかけた。
白石の緊張をほぐそうとする桐生。
長年のキャリアが生んだ 心配りだった。
2日後 イギリス。
大変だな。
監督 大変。
最後の区間練習は 小池と桐生の2人。
(実況)バトンを渡し…!(解説)ああ~。
信頼関係の重要性を痛感した あのミス。
同級生で ライバルでもある2人。
その後 コミュニケーションをとるように
心がけてきた。
練習開始の直前にも…。
天候不良のため 練習は1本限り。
試合本番を想定して臨む。
はい!
桐生は小池を信じて 後ろを振り向かない。
タイミングは 僅かにずれた。
それでも小池は
桐生の手の位置に合わせて→
バトンを運んだ。
万全ではない練習環境。その中でも→
チームに変化が生まれようとしているのを
土江は感じていた。
残る課題は1つ。 サニブラウンを→
どのように チームに融合させるのか。
世界選手権を前にした8月
土江は フロリダに向かった。
サニブラウンを訪ね 話し合うためだった。
土江は伝えた。
日本のリレーに サニブラウンが
必要不可欠な存在であることを。
話し合いのあと サニブラウンは決断した。
本来出場予定だった200mを欠場して→
その期間 リレー練習に参加する。
そして迎えた 世界選手権。
その予選 土江は サニブラウンを→
桐生からバトンをもらう 4走に起用した。
(スタートの合図の音)
(実況)さあ そして日本。3走 桐生にバトンが渡った!
桐生からサニブラウンへのバトンパス。
ミスなく バトンは渡った。
タイムは 37秒78。
リオ以降 最高のタイム。
しかし 桐生は 満足していなかった。
サニブラウンが ミスを恐れて→
全力で出ていないと感じていた。
あ~。
バトンパスの時 加速が足りず
距離が詰まっていた。
あっ かなり 本当 近い…。
桐生は伝えた。
決勝当日。
バトンパスの連係を確認する日本チームの姿があった。
「ジャパン!」。
1走は ロケットスタートの多田。
2走は 伸び盛りの白石。
大黒柱の桐生が3走。
そして サニブラウンがアンカー。
(スタートの合図の音)
(実況)多田のロケットスタート!
多田が行く! スピードに乗る!→
そして 白石黄良々にバトンが渡った!
バックストレート! さあ 白石→
外の南アフリカを追う。
白石 追っている。 白石 並んでいる。→
アメリカとイギリスを追っていきます。
さあ そして 桐生。 3走 桐生。→
日本 いい!