シンプルなんですけれど→
こちらは ちろりの柄が
彫り物で きれいに入っていて→
これを気に入って 一目ぼれで買いました。
早速 炭を入れて 火をおこします。
♪♪～
炭火で ツマミをあぶりいい匂いがしてきたころ…。
酒も いい感じに温まりました。
ばっちりだよ。
今日は 遠いところ
ありがとうございました。
乾杯。
お疲れさまです。
ちょうどいい燗だな。
うまいねぇ これ。
あったかい。
しみる。
今日 最後の壺。
東京 神楽坂の路地裏。
ここに 燗酒を
一年中 味わえる店があります。
お待たせしました。
一歩 入ると そこには 驚くほどの静寂が。
店主も客も
ほとんど言葉を交わしません。
静かに お燗をつけ 静かに飲む。
創業以来の伝統です。
昭和１２年に 私の祖父が始めました。
全く違う仕事をしてたんですけど→
こういう店を
やりたいっていうんで 急に。→
多分 ４０代ぐらいだと思いますけどね。→
私 生まれて ひとつきで他界してるんで全然 覚えてないんですよ。
でも あの～ あそこに→
「希静」って書いてあるんですけど→
祖父が書いたものなんで
もう 創業の時から。→
お静かに願いますってことですね。
今 どこでも 飲むとこって騒がしいんで→
祖父は 多分 自分でも 静かなとこで
飲みたかったと思うんですけど→
静かに飲める場所っていうことで
やってたんだと思いますけどね。
♪♪～
お待たせしました。ありがとうございます。
♪♪～
♪♪～
あ～ よ～し
いい具合に あったまったぞ。
♪♪～
待ちに待った 熱燗ですよ。
ああ… うまい。
お～い。 一緒に飲まないか。
なにを酔っ払ってらっしゃるの。
恥ずかしいこと。
言い方は
そっけないけど→
根は あったかい。
そこが かわいいところ。
♪♪～
2020/01/03(金) 13:00〜13:30
ＮＨＫＥテレ１鹿児島
美の壺・選「心ほどける お燗（かん）の道具」[字]
燗（かん）をつける道具や酒器を紹介。家庭でもできる上手なお燗（かん）のつけ方も！ 世界でも珍しいといわれる“酒を温めて飲む”燗酒（かんざけ）文化を味わい尽くす！
詳細情報
番組内容
お燗（かん）をつけて５０年の店主が、材質にこだわった特注やかんで出す燗酒（かんざけ）。甘みと香りが引き立つ絶妙な温度とは！？酒を温める「ちろり」、盃（さかずき）を温める「盃台（はいだい）」、そして携帯用の燗（かん）道具など歴史的名品がずらり！新鮮な魚料理に吟醸酒、そこには白磁の器がピッタリ…料理×酒×酒器の組み合わせを名人が指南！家庭やアウトドアで燗酒を楽しむ人々にも密着！＜Ｆｉｌｅ４６５＞
出演者
【出演】草刈正雄，【語り】木村多江
ジャンル :
趣味／教育 – 音楽・美術・工芸
情報／ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー／教養 – カルチャー・伝統文化