2020/01/04(土) 17:00〜17:55 ANNスーパーJチャンネル[字]


循環できるということが
望ましいですけれども。
特にエネルギーのためのお金は
結構、ガソリンとか
電力もそうですけれども
外に投げることが多いですけど
やっぱり西粟倉村みたいに豊富な資源を
再生可能エネルギーの資源を

地元のために使って
それを
その収益を自分の中で回すという
そういう循環ができることは
すばらしいことですね。
ドイツではそういう取り組みを
取っている地域は多いわけで
地域再生に
つながっているということは
統計的にも
検証されていますので。
山口≫成功しているんです。


実は再エネで元気になった地域が
今、全国に
次々と生まれているんです。
ポイントは
そこにあるものを使うです。
≫岐阜県の山奥
標高700mにある石徹白集落。
過疎化が進み
高齢化率は50%以上。
集落の消滅危機から救ったのは
この水車でした。
≫農業用の水路を活用して
田園風景にもマッチした
水車を使った発電機。
水車のある景色が話題となり
10年間で
16世帯48人もの人が
石徹白への移住を決めました。
≫更に、住民全員で出資をして
石徹白の全世帯の電気が
賄えるほどの
本格的な水力発電機も設置。
売電収入はなんと年間2400万円にも。
そのお金は
集落の再生につながりました。
売電収入を使って
放置され、荒れてしまった
耕作放棄地を整備したのです。
山口≫甘い。おいしい。
≫ここで育てたトウモロコシは

インターネットで全国に販売。
石徹白に
新たな名物が生まれました。
≫一方、番組では
年間1億円の売り上げを達成するまでに
V字回復した地域も
取材していました。
福島の奥座敷、土湯温泉です。
東日本大震災からの復興。きっかけとなったのは…。
≫温泉熱を利用した
地熱バイナリー発電です。
一般的な地熱発電では
200度以上の地熱が必要です。
しかし、土湯温泉の源泉は
130度しかありません。
そこで
36度で沸騰する特別な液体を
温泉の熱で温めて
それを発電に利用しています。
これなら温泉を発電に使っても
成分や泉質は
まったく変わらないため
今までどおり
旅館などへ送ることができます。
温泉で作った電気。その売電収入は…。
≫更に、町を流れる
水量豊富な川にも注目し
砂防ダムに
水力発電施設も設置しました。
また、この発電事業そのものが

衰退した温泉街を救うモデルケースとして
注目されたことで
土湯温泉自体の魅力も伝わり
徐々に
観光客が戻ってきたのです。
≫震災をきっかけに廃業した
5軒の旅館も
新たな商業施設に
生まれ変わりました。
そして
ひそかな人気となっている
アトラクションが…。
3年前から始まったエビ釣り。
釣ったエビは
その場で塩焼きにしてくれます。
このエビは東南アジア原産の
オニテナガエビ。
養殖に必要な大量の温水は
すべて温泉の熱で温められています。
温泉発電から