2020/01/07(火) 23:20〜23:35 ニュースきょう一日 トヨタが開発 未来型の都市「ウーブン・シティ」[字]


3つの経済団体が開いた
新年恒例の祝賀パーティー。

ことしの景気はどうなるのか経営トップに聞きました。
乾杯。
オリンピックイヤーのことし
大会が終わったあとの景気は。
相模原市の知的障害者施設で
入所者19人が殺害された事件。
殺人などの罪に問われている
元職員、植松聖被告の
裁判員裁判があすから始まります。
事実関係に争いはありませんが
被告の弁護士は
当時、精神障害の影響で
責任能力はなかったとして
無罪を主張する見通しです。
記録的な雪不足が続く札幌。
冬の風物詩
さっぽろ雪まつりの会場で
雪を運び込む作業が


始まりました。
ことしは十分な量を確保するため
片道2時間ほどかけて
雪を運んでいるということです。
世界最大規模のテクノロジーの見本市
CESが7日から
アメリカで始まります。
これを前に最新製品が
メディアに公開されました。
フランス企業の製品は
端末を頭に取り付け
操作方法を思い浮かべるだけで
パソコンの映像を切り替えることができます。
この見本市では
日本のトヨタ自動車も
新たなプロジェクトを
発表しました。
それがこちら。
自動運転車や
AI、人工知能などに関する
技術やサービスを
確かなものにしていく
未来型の新しい都市の開発です。その場所となるのが
富士山のふもと
静岡県裾野市にある
トヨタの工場跡地です。
広さは70万平方メートル余り東京ドーム
およそ15個分です。
道路が網の目のように
織り込まれていることから

WovenCityと名付けられています。
家電製品とネットがつながった
スマートホームや商業施設
それに公園などを建設し
公募などでおよそ2000人が暮らす計画です。
ここでは完全自動運転で
二酸化炭素の排出がゼロの車や
1人乗りの小型の
電気自動車などが走行します。
ライドシェアと呼ばれる
相乗りの送迎や
宅配サービスを行うだけではなく
移動型の店舗も。
都市に必要なエネルギーは
環境に配慮して
水素や太陽光で賄います。
このような未来型の都市の実現には
高度なAIや
通信インフラの最新技術が欠かせません。
トヨタはすでに
パナソニックやソフトバンクなど
異業種との連携を強化していて
IT関連の企業にも
参画を
呼びかけることにしています。
トヨタはなぜ
このような都市の構想を
打ち出したのでしょうか。
自動車のシステムの
ソフトウェア開発に

IT企業やベンチャーなどが
相次いで参入する中
もはや車をつくって売るだけでは生き残れないという
危機感があるからです。
自動車業界は
自動運転や電動化など
今が100年に1度の
大変革期と言われています。
トヨタが目指しているのは
車に関わる
あらゆるサービスを行う
会社への転換です。
都市の開発を通じて
この分野での主導権を握る狙いが
あるものとみられます。
およそ2000人が暮らし
便利で環境にも配慮した
未来型の
都市はどんなものなのか。
建設が始まるのは