アドバイスを受け
抑制的な反応に
努めたとみられます。
一方で、アメリカ軍は何百発の
巡航ミサイルを用意し命令があれば
標的に対して発射する準備が
できているという情報もあり
緊張は続いています。
トランプ大統領が
日本時間の今夜発表する声明で
イランを刺激すれば、更に緊張が高まる恐れもあります。
林≫続いて
日本政府の対応についてです。
総理官邸で取材をする
前田洋平記者に聞きます。
前田さん、今月中に始まる予定の
中東地域への自衛隊派遣は
本当に行われるんでしょうか。
前田≫ちょうどつい先ほど政府高官を取材したんですけど
その政府高官も
今以上の情勢の悪化は
ないのではないかと話していて
予定どおり
派遣する考えを示していました。
更に言えば、派遣される場所はアラビア半島の
南側などで
緊迫化するホルムズ海峡からは
数百km以上
離れた場所でもあるんですね。
ただ、菅官房長官は
記者会見で現時点ではと前置きしていますので
今後の情勢次第では
どうなるか分かりません。
というのも、自衛隊派遣の名目は
あくまで情報収集とされていて
仮に日本の船が
危険にさらされても
原則的には
武器を使って守るといったことが
できないんですね。
今後、武力衝突が本格化した場合
日本の船は守れないのは
不十分だという
議論が再燃する可能性も
あります。
そこで日本政府としては
実際の派遣までに
どういうケースで
どういう対応が可能かなど
入念なシミュレーションを
行うことにしています。
菅原≫かわりまして
今夜、カルロス・ゴーン被告が
逃亡先のレバノンで
記者会見を行います。
そうした中
ゴーン被告の妻キャロル容疑者が
報道陣の前で
意外な行動に出ました。
≫レバノンの
首都ベイルートにある自宅から
ゴーン被告の妻とみられる女性が
出てきました。
笑みを浮かべながら
スマートフォンのようなもので
報道陣を逆に撮影しているように
見えます。
去年4月、東京地裁で行われた
証人尋問で
嘘の証言をした疑いで
逮捕状が出ている
ゴーン被告の妻
キャロル・ナハス容疑者。
4か月前、ANNの取材に応じ
こう話していました。
≫フランスのメディア
ル・モンドは
ゴーン被告の逃亡劇を
計画したのは
キャロル容疑者だと報じる一方
大衆紙パリジャンの取材に応じた
キャロル容疑者は反論。
≫逃亡には関与していないと否定しています。
≫保釈の条件で
弁護士事務所にあるパソコンしか
使用できなかった
ゴーン被告ですが
ほぼ毎日
それを使っていたといいます。
逃亡に加担した人物と連絡を
取っていた可能性があるため
東京地検は今日パソコンを
差し押さえようとしましたが
弁護団に拒否されたため
今のところ調べられていません。
日本時間の今夜
ゴーン被告が開く会見について
妻のキャロル容疑者は
彼の人生の中で
最も重要な声明を発表しようと