伺いたいんですがイランは
殉教者ソレイマニ作戦と
名付けたようなんですが
まずこの受け止めを
聞かせていただけますか。
坂梨≫イランは
ソレイマニ司令官が
先週、殺害されてから
アメリカに報復をするんだと言い続けてきましたから
そして、その報復は
軍事的なものになるんだと
言い続けておりましたので
具体的にどういう形になるのか
はっきりイメージすることが
難しかったんですがこういう形で行ったのかという
思いでニュースを見ました。
渡辺≫攻撃した場所なんですが2か所といわれていまして
1つはイラクの国内にあります
アサド空軍基地です。
ここは、イラク国内、治安維持の
拠点となっている場所で
もちろんアメリカ軍の
駐留している
基地ではあるんですが
もう1か所イラクの北部にあります
アルビルといわれます
クルド人自治区の中心都市でもあるんですが
ここにもある基地。
この2か所に十数発のミサイル攻撃を行ったと。
この2か所をターゲットにした
理由というのは
坂梨さん、どういう意味合いが
あるとお考えでしょうか。
坂梨≫今、報道を
聞いている限りでは
アルビルに対する攻撃は
あまり大きな被害を
生んでいないということで
とりあえず中心は
アサド空軍基地のようで
あったようなんですね。
この2か所というのは
徹底的な報復をすると言っていましたから
1か所ではなくて
2か所という意味合いも
あるのかなと
思っているんですけども
このアサド空軍基地が選ばれた
ということに関しましては
ザリフ外務大臣の
ツイッターなどを見ますと
先日、ソレイマニ司令官が
殺害された作戦は
まさにこのアサド空軍基地から
行われたものであったと。
イランとしては
そこに報復をしたんだと。
そういうことを
言っておりました。
ですので、イラクで
司令官が殺害されたことに対して
その作戦を指揮していた
空軍基地をターゲットに
報復を行ったということなんだと
思います。
渡辺≫先ほど
荒木デスクから報告があった
死者が80人以上という情報と
それからアメリカ側は死者はないというような
情報を出しているわけですが
この食い違いは相当意味合いが違ってくると思うんですが
そこをどう受け止めて
いらっしゃいますか?
坂梨≫今、イランと
アメリカの対立に関わる
あらゆることが情報戦争のような
形になっていまして
実際に真実がどこにあるのか
ということとは別に
とにかくさまざまな情報を出して
お互いが相手を揺さぶるということをしているんですね。
ですので、どちらが本当なのか
今の時点ではっきり分からないですけれど
報道があるからといって
それが本当だということではなくて
見極めなければ
いけないということです。
そしてイランが報道を出している
意味合いとしては
やはり、それだけ強い思いが
あったといいたい
ということかもしれませんし
できれば、アメリカの発表のほうが
本当であってほしいと。
そのほうがエスカレーションは防げると思うんですが
まだ時間が経たないと
分からないのかなと思ってます。
渡辺≫ただ
そのソレイマニ司令官という
国民的英雄が殺害されて