その報復であるという
ここまでのストーリーというか
状況というのは
理解できるんですが、その後
ここで、止まるのか。
あるいは更なる行動があるのか。
80人という死者の数だとすると
今度は、アメリカ側が
どう出るかということにもなってきますし
そうではなくて、ここでいったん
収束というか
止まるのかどうなのか
この見立てというのは
どうお考えでしょうか。
坂梨≫80人なのかどうかによると思います。
80人ということが
もし本当だった場合は
ここでエスカレーションを
止めないのは
不可能だと思います。
でも、もしアメリカが発表しているように
被害者は
いないということであれば
ここでこれ以上
事態を悪化させないようにと
双方が一息つく、状況を
なんとかうまくコントロールするそれが一番大切になってくると
考えております。
渡辺≫ザリフ外相は
事態のエスカレートや
戦争を求めていないと。
ただ侵略から自分たちを
守るつもりだということを
ツイートしているわけですが
一方で精鋭的な
イラン革命防衛隊の
声明文によると
これはアメリカ政権に警告する。
もし、イランに対してもう一度攻撃及び侵略等を起こしたら
より恐ろしく壊滅的な報復に
直面するんだとも言っている。
ここがどうなっていくのかが
第3次世界大戦だという表現をする向きもあったり
このまま戦争に
突入するのではないかと
考える向きもあるんですが
そこはどう、これから進んでいくとお考えでしょうか。
坂梨≫ポイントは、イランに対し
アメリカがもし、もう一度
攻撃及び侵略等を起こしたら
というところだと思うんですね。
ですから、トランプ大統領が
どう反応するのかということに
かかってくる
ということだと思うんですが
トランプ大統領が
どう反応するのかは
実際にどのような被害が
生まれていたのかということに
かかってくると思います。
ですからとりあえずはトランプ大統領が日本時間で
今夜くらいに何か
発表を行うということですので
それを待つしかないのかなと
思っております。
渡辺≫荒木さん
トランプ会見の中身に関する
情報は出てきていますか?
荒木≫これはまだ出てきてないですね。
これから彼が何を話すか
それで、これからアメリカがどう出てくるかになるんですが
そこで
アメリカ国内では2つの見方が。
選択肢は2つしかないと。
1つは徹底的に報復をする。
これも先生がおっしゃったように
どれくらいの被害者が
あるかによると思います。
ただ今のところもう1つの見方。
しばらく
実は様子を見るんじゃないか。
というのはトランプ大統領は
今もう海外のアメリカ軍は金の無駄なんだと
早く撤退させたいという
思いも持っているわけです。
そうした中で、被害がなければ
これ以上の大きな攻撃は避けて
まずは
様子を見るんじゃないかと。
そのほうが、戦争を始めるよりも
終わらせるほうが
大変だということは
トランプ大統領自身が一番よく分かっているので
ですから、そこを見極めて
彼がどういうコメントをこのあとやるのかというのが
注目じゃないかと思います。
渡辺≫最後に坂梨さん伺いたいんですが
これ、イランの核合意に関しては
ほとんど破綻してしまったというふうに
みていいんでしょうか。