2020/01/08(水) 23:20〜23:43 ニュースきょう一日 ゴーン元会長が今夜会見 逃亡経緯や理由どう説明?[字]


日本の刑事司法制度の正当性を
発信する方針です。

また日産は
きのう発表した
声明がすべてだとして
ゴーン元会長の発言に
個別に反論しない考えを
示しました。
きのうの声明で日産は
ゴーン元会長の
レバノンへの逃亡について
日本の司法制度を無視した行為で
極めて遺憾だとしました。
その上で会社による
適正な内部調査の結果
ゴーン元会長による
数々の不正行為を確認したため
社内の
すべての役職を解任したとし
会社としてはゴーン氏に対して


責任を追及するという方針は
今回の逃亡によって何ら影響を
受けるものではない
不正行為によってこうむった
損害の回復に向け
財産の保全や
損害賠償請求など
適切な法的手続きを継続して
行っていくとして
今後も会社として
責任を追及していく方針を
示しました。
ここからは国際部の大庭デスクそして社会部の
森デスクに聞いていきます。
まず大庭さん
ゴーン元会長の今回の会見
狙いは何でしょうか。
日本の捜査当局や
日産自動車への批判。
それと日本から無断で
出国したことなどについて
みずからの主張を展開して
国際的な理解ですとか
支持を広げるねらいがあります。
会見に
参加できたのはゴーン元会長の
広報担当者から招待された
メディアだけだったんですね。
で、多くの日本メディアは
参加を認められませんでした。

批判的な質問をする可能性がある
メディアは
事前に排除し
会見の主導権を握りたいと
いう思惑だったからとみられます。
その会見のポイントを
まとめてください。
大きく3点あります。
こちらをご覧ください。
まずは逃亡の理由です。
これについてゴーン元会長は
日本では事実や証拠をもとに
話すことができなかったとして
逃亡は自分と家族を守るための
唯一の選択肢だった
などと主張しました。
一方ですね。
逃亡の経緯です。
日本からどのように逃亡したのか
という点については
そのことを話すために
来たのではないとして
説明しませんでしたが
私は正義から逃げたのではなく
不正義から逃げたのだと述べて
逃亡を正当化しました。
そして最後は
日産自動車
そして捜査への批判です。
ゴーン元会長は

東京地検特捜部による
逮捕について
検察と日産により
すべては事前に
仕組まれていたと主張し
日産自動車の現役や
元幹部の名前を挙げて
当局とつながっていたと
批判しました。
さらに
一連の捜査についてはですね
私に対する容疑は
根拠がない
汚名をすすぎたいとして
逮捕後
家族や友人から
遠ざけられたなどと
逮捕後のみずからの扱い
についての不平も
口にしました。