2020/01/08(水) 23:20〜23:43 ニュースきょう一日 ゴーン元会長が今夜会見 逃亡経緯や理由どう説明?[字]


ゴーン元会長は、こうした主張を
1時間余りにわたって
繰り広げて
現在は

会見への参加が認められた
メディアからの
質問に答えているのです。
続いて
社会部の森デスクに聞きます。
森さん、会見では


正義から逃れたのではない
自身を守るためだったと述べて
逃亡を正当化し日本の
刑事司法制度の
不当性をアピールしていました。
日本の検察当局はどう
受け止めているんでしょうか。
ゴーン元会長はのべ130日に
渡った長期の拘留は
検察の取り調べなど
日本の刑事司法の在り方を
繰り返し批判しました。
こうした批判は元会長が
レバノンに逃亡して以降
声明やメディアの取材などを
通して発信している内容です。
日本の検察当局にとっても
こうした批判は想定内とみられ
すでに国際世論を意識した
対応を取っています。
東京地検は今月5日に
ゴーン元会長について
国外への逃亡に
正当化される余地はない。
わが国はすべての被告に
公正、公平な裁判を受ける権利を
保障しているという異例の
コメントを出して
ホームページにも英文で
掲載しています。

会見では実名を挙げて
事件は日産社内での
クーデターだったとして
主張しました。
検察当局の受け止めは
どうなんでしょうか。
検察当局が
把握していない名前というのは
今のところ出てきていないと
みられます。
ゴーン元会長の弁護団は
去年10月に
裁判所や警察に示した
詳細な主張の中で
事件の背景には日産とルノーの
統合に対する日産や
日本政府の機関があったと
主張していました。
その中ですでに
逮捕前に極秘で進められていた
日産の不正な調査に
関わったとされる
日産の役員ら数名を
実名であげていまして
日産と東京地検特捜部がきょうごうした違法な捜査
などと主張していました。
これまでに出た名前は
いずれも弁護団の
主張に含まれていた人物でした。
このため当局にとても大きな

驚きはないとみられます。
一方ですねゴーン元会長、氏名の
公表を数名にとどめたことに
ついては
日本の政府で何があったか
公表してもよいが
私が何か言うことで
レバノンの当局の仕事が
難しくなるようなことは
したくない
これに関しては
無言を貫きたいと述べて
レバノン政府への
配慮をにじませました。
ただ国細部の大庭デスクに
聞きます。
大庭さん、ゴーン元会長
日本からの要請に基づいて
ICPO国際刑事警察機構が
国際手配しています。
今後、捜査は進むんでしょうか。
ICPOはですね容疑者の
国際手配などを通じて
各国間の捜査協力を
支援する組織で
実はICPO自体は
逮捕権を持っていないんですね。
このため
国際逮捕手配書というものを
レバノン政府に送って