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2020/01/09(木) 00:55〜01:45 NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡[字][再]


組織のトップが小松に代わったことを機に→
法制局は 安倍が目指す憲法解釈の変更を

下支えしていくことになった。
当時の法制局の幹部は→
大きく方針が変わったことをこう振り返る。
安倍が練っていた人事は
それだけではなかった。
ハト派の派閥出身の重鎮
谷垣を取り込もうとしていたのだ。
最初の組閣で 安倍は谷垣に→
安保法案の審議で要となる大臣ポストを示していたことが分かった。
安倍の盟友 甘利 明。
ハト派的な立場の谷垣を取り込むことで党内の結束を図り→
厳しい世論を乗り越えようという
思惑もあったと見ている。
更に安倍は 憲法解釈の変更に向け→
最も難しいと見られていた調整に乗り出す。
平和を党是に掲げる連立のパートナー
公明党の説得だ。
集団的自衛権の行使を容認することに→


当初から強い懸念を示していたからだ。
公明党の国会対策委員長を
長年務めた漆原良夫。
自民党からの求めに どこまで応じるのか。
党の存在意義が問われる事態だったと明かした。
安倍は 集団的自衛権の行使を
広く認める考えを封印。
これに対し 公明党は→
更に厳しい歯止めをかけることを主張した。
それを自民党が受け入れる形で→
両党は 憲法解釈の変更に合意した。
そして国論が二分する中
迎えた2015年9月。
安保法は 自民党 公明党などの
賛成多数で成立する。
戦後日本の安全保障政策は
大きく転換した。
公明党の支持者の間からは→
安保法に反対する声が上がっていた。
漆原は 説明に追われたという。
安倍は 安保法の成立直後→
新たな経済政策を示し→
支持率を回復させていった。
安保法を巡る一連の攻防は
何をもたらしたのか。
戦後日本が積み上げてきた
憲法解釈を変更するため→
安倍が推し進めた政治手法を
強く批判する。
一方…

安保法の成立後→
憲法9条の改正を急ぐ必要は
なくなったと繰り返した。
公明党との難しい調整を行ってきた菅。
安保法の経験から今後の憲法改正論議に自信をのぞかせる。
その後 高い内閣支持率を維持していた
安倍政権。
異変が起きたのは 2017年7月。
支持率が 一気に13ポイント下落し→
2度目の危機に直面する。
この年 浮上したのが森友学園への国有地売却問題。
更に 加計学園の
獣医学部新設を巡る問題も→
取り沙汰されていた。
国会では これらの問題に総理大臣らが関与したのではないかと→
野党が激しく追及。
安倍は 強気の姿勢で否定していた。
この時期 NHKの世論調査で→
内閣を支持しない理由として→
「人柄が信頼できないから」と→
答えた人の割合が急増。
最も多くなった。
7月の東京都議会議員選挙では自民党への逆風が 形となって現れる。
選挙前の議席を半分以下に減らし
歴史的大敗を喫したのだ。
自民党元幹事長の石破 茂。
この時感じた 世論の厳しさは→
かつて野党に転落した際に
匹敵するものだったという。
都議選の翌月。

安倍は これまでの姿勢を陳謝した。
政権への不信感を どう払拭するのか。
安倍は 厳しい局面を打開するための大胆な策を→
人知れず考えていた。
9月10日副総理兼財務大臣の麻生太郎が→
安倍の自宅に呼ばれた。
この時 ひそかに 安倍から解散の決意を聞かされたと 麻生は明かす。
気になったのは
安倍が解散の大義として→
「消費税の使いみちの見直し」を
挙げたことだったという。
この安倍の判断は
政局に思わぬ展開をもたらした。
当時 民進党の代表になったばかりの
前原誠司。
安倍が麻生に決意を伝えたのと同じ頃→
解散の情報を独自のルートでつかんでいたと明かした。
東京都知事の小池百合子。
都議選では 自ら率いた地域政党が躍進。
果たして 次の国政選挙にどう出るのか→

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