加熱する取材への不満が
背景とされています。
イギリス王室の広報は
複雑な問題で
検討するのに時間が必要だ
というコメントを発表しました。
邪馬台国の女王卑弥呼の墓という説もある
奈良県、桜井市の箸墓古墳。
ミューオンという素粒子を使って
調査しています。
古墳に手を加えることなくエックス線写真のように
内部を透視するとしています。
この調査によって邪馬台国
そして卑弥呼の謎に迫ることが
できるのでしょうか。
箸墓古墳は
全長およそ280メートルの
大型の前方後円墳です。
3世紀中ごろから後半に造られたとみられ
この地域から
全国に広まった前方後円墳の
モデルと考えられています。
箸墓古墳は
皇族を埋葬した陵墓として
宮内庁が管理していて
研究者による発掘や
土器の採取などはできず内部の構造は
全く分かっていません。
古墳内部の調査は奈良県立橿原考古学研究所が
行っています。
その方法とは。
宇宙から降り注ぐ
ミューオンという素粒子を使います。
ミューオンはさまざまな物質を
通り抜ける性質を持っています。
密度の高い物質にぶつかると
吸収されて
通過する
ミューオンの数が減ります。
反対に
空間などを通過する場合は
数が減りません。
このため古墳の中を通り抜けたミューオンを検出して
解析すれば
エックス線写真のように
内部の構造を
透視することができるのです。
ミューオンを使った調査は
東京電力福島第一原発や
火山の内部にあるマグマを
調べるのに活用されているほか
エジプトのピラミッドでは
未知の巨大な空間の発見につなげました。
今回の調査で
石室とみられる空間の様子がわかれば
埋葬された人物を探る
手がかりになると
期待されます。
とりわけ
邪馬台国は近畿地方にあったと
する説を唱える専門家は
大きな関心を示しています。
ミューオンを使った調査によって
邪馬台国の謎は解けるのか。
それとも、さらに深まるのか。
考古学ファンでなくても
興味をかきたてられます。
さらにニュースです。
森林火災の被害が拡大しているオーストラリアで
気象当局が
気候に関する報告書を発表し去年1年間は最も暑くて
乾燥した1年だったことが
わかりました。
報告書では気候変動が
森林火災の危険性を増大させる要因の一つになっていると
指摘しています。
大規模な森林火災が続き
去年9月から
これまでに27人が死亡した
オーストラリア。
気象当局が発表した気候に関する報告書によりますと
去年1年間の平均気温は
平年を1.5度上回り
23.3度と
観測史上最も高くなりました。
とりわけ、南半球で夏にあたる
去年1月と12月は
熱波に見舞われ
12月18日には
各観測地点の最高気温の平均が
41.9度と過去最高を記録しました。
また1年間の平均降水量は
277.6ミリと
平年よりも
40パーセントほど下回り
最も乾燥した1年となりました。
気象当局の報告書では
気候変動が
熱波や森林火災の危険性を
増大させる