2020/01/12(日) 11:20〜11:54 どーも、NHK[字]
今日はこちらです。
NHK‐FM放送の番組
「N響演奏会」です。
鈴木≫これはN響
NHK交響楽団の演奏会をラジオで生中継する番組です。
中條≫今回、その制作の舞台裏
ご紹介します。
≫NHKホールで開かれた
NHK交響楽団通称N響の定期公演です。
その演奏を
テレビ番組の収録だけでなく
FM放送でも
2時間を超える生中継で
全国の皆さんに届けています。
月に1回程度放送している「N響演奏会」。
番組の制作現場を訪ねました。
開演10時間前、会場では演奏会に向けた設営と同時に
放送を行うための準備が
始まっていました。
番組の音声を担当するのは
クラシック音楽番組を制作して
5年の吉井歩職員。
事前に曲を聴き込み、練習場での
リハーサルにも足を運ぶなど
準備してきました。
さまざまな楽器の音をとるため
放送用のマイクを
数多く設置していきます。
天井からもマイクをつるします。
今回設営するのは11本。
吉井職員は演奏会の迫力をそのままに
放送で伝えようと
工夫を凝らします。
吉井≫もうちょっと前に
してみてもらっていいですか。
もうちょい。
はい、ありがとうございます。
♪~(交響詩「ツァラトゥストラ
はこう語った」)
開演7時間前
舞台では「ゲネプロ」と呼ばれる
本番さながらの練習が
始まりました。
ここは、NHKホール内にある
音声ミキシングルーム。
音声卓には、設置したマイク
合わせて41本の音が集まり
それぞれの音量や音色などを
細かく調整していきます。
オーケストラの練習に合わせて
音を1つ1つ
チェックしていきます。
ゲネプロの時間は吉井職員にとっても
真剣勝負なのです。
♪~
管楽器と弦楽器のバランスを
指摘された吉井職員。
天井からのマイクの高さを
調整するよう指示を出します。
吉井≫副調からフロアさん。
♪~
各楽器との距離感を意識しながら
あたかも会場で
聴いているかのような
音の響きを目指します。
本番1時間前、生放送のための
打ち合わせが始まりました。
「N響演奏会」では
演奏の休憩時間に合わせて
作曲家など専門家が
曲の解説も行います。
いよいよ本番です。
♪~
圧巻の演奏を、全国に届けます。
♪~
調整したマイクを通して
バランスのよい音が流れます。
♪~
ゲストの野平さんがスタジオに駆け込みます。
実際に会場で聴いた感想を
演奏会の休憩中に
生放送で紹介するためです。
大林≫さあ野平さんまず前半1曲目
いかがでしたか。
野平≫非常に充実した演奏だったと思いました。
見ていると、とっても
指揮ぶりが、とっても明解で…。
♪~
生放送が無事終了。
≫ブラボー!
(拍手)
鈴木≫音楽を奏でるプロがいて
その音楽を伝えるプロが
また、いるんですね。
マイクを2cm下にとか本当に細かい作業で
驚きました。
中條≫本番に集中して皆さんにいい音を
お届けしています。
N響の定期公演ですが次の生中継17日、金曜日
夜7時から。