2020/01/12(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 食の起源(3)▽『脂』〜発見!人類を救う“命のアブラ”〜[字]


すごいな。
オメガ6脂肪酸は
いわば 体を守る防衛隊長だったんですね。
そういうことか
だから 強そうなんですね。
そんな頼もしい オメガ6脂肪酸は→
揚げ物などによく使うサラダ油のほかに→
鶏肉 豚肉 牛肉のアブラにも→
多く含まれています。
とても身近なアブラなんです。



もう 全部食べてるわ。
ところが 最新研究から→
このオメガ6脂肪酸が体の中で増えすぎると→
大問題が起きることが分かってきました。
へえ~。
これは マウスの体内を→
特殊な顕微鏡で捉えた映像です。
緑色に光っているのは 白血球です。
ここで 体の中のオメガ6脂肪酸の量を一気に増やしてみます。
すると…。
血管の中に白血球が どんどん集まってきましたよ。
オメガ6が増える前と比べると
このとおり。
やばいね。
すると 白血球が大暴走。
敵ではない自分の体の細胞まで→
痛めつけてしまうんです。
そんなこと あんの。
実は そんな時にも役に立つのが兄のオメガ3脂肪酸。
弟の過剰な攻撃指令にブレーキをかけ→
白血球の暴走を鎮める働きもしているんです。
めちゃくちゃ いいやつじゃん
オメガ3。
アクセルを踏むオメガ6と→
ブレーキをかけるオメガ3。
この2つが
常に よいバランスを保っていることが→
私たちの健康にとって
重要だったんです。
いや~

ちょっと そういうことだったんだ。
とっても大事な オメガ兄弟のバランス。
もし 崩れてしまうと私たちの命にも関わることが→
明らかになってきました。
福岡県久山町で40歳以上の町民 3,000人を対象に→
血液中のオメガ3とオメガ6の割合を
詳しく調査したところ…。
心臓病による死亡リスクとの間に
驚きの関係が!
オメガ3と6の割合が
およそ1:1から1:2までの間は→
リスクは低いまま。
ところが その割合を超えて→
オメガ6の方が多くなると→
急速にリスクが高まっていくことが分かったのです。
1:2なんだ。
つまり 兄のオメガ3一人で抑えられる弟のオメガ6は せいぜい2人まで。
それ以上 オメガ6が増えると
白血球の暴走などを招き→
じわじわと体を痛めつけていく
可能性があるのです。
ここで問題となるのが 私たちが
日頃 口にするアブラのほとんどに→
オメガ6脂肪酸が たくさん含まれている
という現実です。
その結果
現代人は 体の中のオメガ6が過剰に。
すると 白血球に
誤って大事な血管の壁まで攻撃させ→
知らぬ間に動脈硬化を進めてしまう

危険性が高まります。
今や 日本人の4人に1人が→
動脈硬化がもとで心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし→
命を落としています。
その裏側には オメガ3と6のバランスの崩壊という問題が→
潜んでいると考えられるのです。
うわ~ 怖い。
オメガ3とオメガ6
てんびんが釣り合うのは1:2まで。
6とりすぎたら…。
6が どんどん増えていったら→
こうなっちゃう。
今まで考えたことなかったでしょ。全く なかったです。
ドレッシングとかにしても
付け加えれば付け加えるほど→
おいしいって…。
なるよね。
足してたよね。
なかなか やっぱり おいしいので。
バランスをとるっていうのが。
研究によるとオメガ6からできる物質で→
脳内の興奮作用というか
もっと食べたいという欲求を。
脳内麻薬的なものが。
脳内麻薬的なものが→
生まれるというのが分かっていて。
6の中に。6の方にですね。
お肉に オメガ6が入ってんのに
お肉炒めんのに 油使うからね。
そこで今回 城島さんと小芝さんに→