2020/01/12(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 食の起源(3)▽『脂』〜発見!人類を救う“命のアブラ”〜[字]
ある日の食事の写真を→
撮ってきて頂きました。
これ 朝ごはん。なんて理想的な あなた これはもう。
お母さんとかが作ってくれたの?
母が作ってくれて。
日本の朝食ですよ これは。
揚げ物とか 結構 大好きでふだん そっちに偏っちゃうので→
ちゃんと食べなさいって言って
作ってくれるんです。
涙出てくるな。
これ 100点じゃないの?
最高でしょ。
そう さけのアブラにはオメガ3脂肪酸がとっても多いんです。
おかげで この食事全体の→
オメガ3と6の割合はおよそ1:2。
理想的と見られます。
いつも ありがとう。
すばらしい。
癒やされたわ。僕のも作って~。
何でや。
作らないよ。
そして 城島さん。
はい ロケ多いから→
ある日の楽屋に置かれてたお弁当
ロケ弁とかね。
エビチリでしょ ロールキャベツと牛肉。
エビチリとか恐らくサラダ油辺りかなと思うので→
やっぱ ちょっと
オメガ6が1:6ぐらい。
オメガ6多め。
これで多めって言われると 俺ら…。僕らのふだんの食生活がね。
最近の調査で 欧米型の食事が多い
10代から20代の日本人は→
食事からとっている
オメガ3対オメガ6の割合が→
1:10にまでなっているとも→
いわれているんです。
えっ。
1対10?
もう こんな状態に。
でも ふだんそれこそ お弁当だったりとか→
ちょっと 友達とも パッとファストフード
入ろうかってなっちゃうので→
多分なってるんだろうなっていう
実感はあります。
どうなんだろうね。
それも何か健康に悪そうじゃない?
重ねるのも よくない?
う~ん 私たちの食生活って一体 いつから こんなに→
アブラのバランスが
おかしくなってしまったんでしょうかね?
実は今回 国分さんと長瀬さんが
その謎を解くカギを→
意外な場所で見つけました。
2人が訪ねたのは 都内某所にひっそりとたたずむレストラン。
こんにちは お邪魔します。
どうぞ いらっしゃいませ!本日は よろしくお願いします。
一体 何を食べさせてくれるのか?
と思ったら…。
立派な牛肉! 実はここ…
シェ。スィ。リフトアップ。
イエス。
シェフ ゴー!
うわ すごいブロックが。
用意されたのは どちらもよい具合にアブラが乗った→
2種類の牛肉 AとB。
実は どちらかが→
理想的なアブラのバランスに
なっているというんです。
今日はお二人に アブラ身の部分だけを
食べ比べて頂きます。
おっ そうなんだ。
アブラ。
まずは Aの脂身。
頂きます。
では Bの脂身は?
何? これ。
何が違うんだ?
実は この2つの牛肉牛が食べていたエサが違うんです。
Aは トウモロコシなど
穀物を食べて育った牛。
一方 Bは ほとんど牧草だけを食べて
育った牛なんですって。
この2つの脂身
食べた時の食感だけでなく→
脂身に含まれるオメガ3と6の割合が
まるで違っているんです。
まず 穀物の多い人工的なエサで育った
牛のアブラ。
分析すると オメガ3の量 1に対して→
オメガ6の量は8から10。
かなり オメガ6が多いことが→
分かりました。
実は エサにしている
穀物などの植物の種には→
オメガ6が 多く含まれているんです。
一方 牛本来の食べ物である牧草で育った牛は→
オメガ3と6の割合が→
どれも およそ1:2。
まさに理想のバランスになっていました。