一体 なぜなんでしょう?
最新の研究で
興味深いことが分かってきました。
ほとんどの動物は その動物本来の
自然な食べ物を食べていると→
体内のオメガ3と6の割合が
およそ1:2。
理想的なバランスに
保たれていることが→
明らかになってきています。
メカニズムはまだ よく分かっていませんが→
それが自然の摂理のようなのです。
狩りをして野生動物を食べていた頃の人類も→
この自然の摂理にのっとり
理想的なアブラのバランスを→
保っていたと考えられます。
この時代は よかったんだよね。
ところが あるころから
人類は 道を踏み外していきます。
それを物語るのが 3,500年ほど前
古代エジプト時代の王族のミイラです。
およそ50体のミイラの体内を
詳しく調べたところ→
半数から
これまで現代病と思われていた→
動脈硬化が見つかったのです。
当時の祖先たちは 一体 どんなアブラのとり方をしていたのか?
ちょっと のぞいてみましょう。
記録によれば 古代エジプトの王族は→
まさに グルメの極み。
好物は アブラの乗った羊や→
わざと太らせたガチョウの肝臓。
現代で言う フォアグラです。
そっか 王家だから
いいもん食ってたんだ。
問題は そのエサにありました。
本来は草を食べる羊や鳥に→
オメガ6が多い麦などの穀物を
無理に食べさせていたのです。
その結果 家畜の体には→
オメガ6脂肪酸が過剰に蓄積されることに。
更に同じ頃 やはりオメガ6が多い→
ゴマなどの植物の種を搾って→
食用のアブラを人工的に作り始めたことも
分かっています。
それらをたくさん食べた王族たちの
体の中は→
オメガ6が過剰となり→
深刻な動脈硬化を招いたと考えられるのです。
その後も人類は おいしさを求めて→
ますます オメガ6が過剰な食生活に突き進んでいきます。
おいしいアブラが
食を豊かにした一方で→
私たちは知らぬ間に
自然の摂理から外れたアブラに→
取り巻かれることに。
その 事の大きさに 私たちは今ようやく気付き始めたばかりなのです。
へえ~。
すごいな これは。
ミイラから あんなデータが出てくるとは
びっくりですよね。
でも 現代だからこそ
それが分かったわけですよね。
でも オメガ3とか分かんなかったら
食べさせて 太らせて→
いっぱい食べる部位を増やそうよっていう
考えになるのも分かりますしね。
王様になってしまって。
なるほど。
ヨーロッパなんかでは
肉を育てる時に穀物を使ってたのを→
自然の牧草に戻していこうというのが
フランスなんかであって→
おのずと牧草食べると
アブラの割合も よくなっていたという。
僕 福島に行った時に
ちょうど そういう→
牛を育ててる人のところに
行ったんですけど→
まさに これをやろうとしてるっていう。
戻そうと。
そりゃ そうでしょ。
だって 今までのノウハウを→
ちょっと 一回
変えなきゃいけないってこと。
ほんの ちょっとの意識で。
そうそうそう 全然違うと思うよ。
今日は 皆さんに
オメガ3たっぷりの中トロ。
マグロ ご用意しました。
頂きます。
うまい。
体に なじむというか。そうそう そうそうそう 分かる分かる。
おいしいです。
おいしいですか?はい。 でも何か→
お魚の脂は体にいいっていうのは
聞いてたので→
オメガ3のことだったんだっていうのは。
大体 今ぐらいの中トロであれば…
そんなもんでいいんですか?