移動中って、どうしてもすごく過密日程なので
選手としては休みたいんですね。
少しでも睡眠をとったりリラックスした状態を
作りたいと思うんですけども
それが、こういったことが起こることによって
常に警戒心を持ったりとか
そういう部分を気にしなきゃいけない
敏感になってしまわなきゃ
いけないっていう部分が
すごく心配です。
渡辺≫桃田選手といいますと２０１６年の４月に
不祥事が発覚しました。
日本バドミントン協会から
無期限の出場停止処分を
受けたりしました。
復帰してきたときに
世界ランキング２８２位
ここから１位になって
これをずっと今
続けている状態ですね。
相当、技術的にも精神的にも
強い選手、復活した
もう１回、１から
出直した形で
世界のトップになっただけに
当然、オリンピックのことを
我々ファンは考えてしまうんですけども
オリンピックに向けて
半年ぐらい前というのは
今、どういう状態ですか？
半年先にピークを持っていくため
選手っていうのは
潮田さんも北京とかロンドンを
経験してらっしゃいますけど
どういう状態にあるんですか？
潮田≫レース中というのも
ありますし、このあとも
国際大会には
出場はしていくんですけど
やはり、気持ちとしてはいかに
オリンピックに合わせるかが
すごく重要になってくるので
どこでもう一度追い込んで
連勝するかとか
スケジューリングというのが
すごく
重要になってくるんですね。
渡辺≫３月の全英オープンの
出場を目指すということですが
ポイントになるのは
ここですか？
潮田≫この全英オープンは
世界選手権だったり
オリンピックに次ぐ
格式のある大会ではあるんです。
なので、特別な大会
というのもありますし
やはり、ここを１度
目指すんじゃないかなと
思うんですけども
そのあとにトマスカップだったり
インドネシアオープンだったり
大きな大会が続くんですね。
なので、そういった部分での
調整というのを図るんじゃないかなと思います。
渡辺≫代表としては４月ぐらいに
決まる予定だそうですね
オリンピックの代表選手が。
となると、これから半年間
桃田選手にとって
一番大事なことは
どういうことでしょうか？
潮田≫まずは体を
無理せずに焦らずに
というところが重要だと思うので
何か違和感を感じたりした場合は
とにかく休んでコンディションを整えてほしいということが
重要ですよね。
そこからぶっつけ本番で
オリンピックとなると
桃田選手でも、やはり
不安な気持ちを抱えたままに
なってしまうと思うので
最悪、インドネシアオープン
というのが最後に
オリンピック前の
一番大きな国際大会でもあるので
ここで調整というか
試合勘というのを
つかみながら
最終のオリンピックに
臨んでもらいたいなと
思いますね。
でも、本当に焦らず一番は
体を考えてもらいたいです。
渡辺≫明日帰国して
歩いている姿とか元気な姿を
我々見たいですよね。
先輩としてはどういう言葉をかけて差し上げますか？
潮田≫まずは命に別条はない