ちょうどいいですね。
どうぞ。
もう いいですか?
いいよ。 遠慮なくザバンと。
ほあっ!うわ そんなに うわ!
こんなに いいの? あふれさせて。
(範夫)大丈夫。
わんぱくだな~ これ。
ああ いいですね~。 気持ちいい。
気持ちいい?
気持ちいいです。 ちょうどいい。
脚も伸ばせるから。
(範夫)そうだよね。→
ちょうどね 脚がいいと思うんだよね。
ちょうどいいです。
首をね ちょうど置けるし。
これまた やわらかいんですよ。
香りもくるし 木の。
ほんとだ いい香り。
20年たってるけど
作った時は まあ→
ほんと いい匂いだったね。
へぇ~。
落ち着きますね 木の香り いいですね。
すごい いい香り。
お湯も やわらかいし。 これは幸せだ。
まあ 後から入る人は当然 ぬるくなっちゃうもんで→
あのレバーでやると 熱いのが出ると。
新しいのが出てくる。
注ぎ足せるわけですね。
(範夫)ちょっと やってみましょうか。
いいですか?
膝小僧 この辺へ。
びっくりした。
アチアチアチ! あっちい!
ご主人! あっちい!
そんな熱いの?
いや めちゃくちゃ熱いっす これ!
びっくりした。
そこまで? でも はじめに…。
トミーの こういうリアクション珍しいね。
温度が大体ね 60℃ぐらいあるんですよ。
殺す気かって。
大丈夫?
大丈夫じゃないですよ。
やけどに効くお湯だったらいいけど。
一石二鳥だけど。
わざわざ やけどさせて効くって何だよ。
何歳ぐらいから大工さんだったんですか?自分? 何しろ遊んでたからね。
あ そうなんすか?
どういう遊びをしてたんですか?
オートバイとか。
あ~ そっち。 結構おっきい音鳴らして?
そっち系だ。
暴走族ですか?
言葉選んでよ。 何で はっきり言うんだよ。
いやいや 自分ち頃暴走族っていうのはなかったから。
何て呼んでたんですか?
人に言われるのは「カミナリ族」とかって。
聞いたことある。
聞いたことありますね カミナリ族。
ちょっと不良だったんですね。
いやいや そんなことないです。
ただ スピードだけを求めて。
中学卒業後 近所の大工さんに弟子入りした範夫さん。 当初は…
そんな人生を変えたのは
妻・晶子さんとの出会い。
範夫さんが一目惚れし
結婚したんだとか。
(範夫)23の時かな
一緒になったのは 自分が。→
あんまり仕事できないでさ
嫁ばっかもらったじゃ バカみたいだ。
結婚して ちゃんと真面目に→
仕事が できるようになるっていうことを考えると→
いつまでもね
ウーンなんて やってらんないよね。
そうですよね。
そこで ちゃんとしようという。
そこは ほんと本気だったね。
晶子さんと出会い仕事に打ち込んだ範夫さん。
子供や孫にも恵まれ
幸せな家庭を築きました。
そんな人生を…
どうですか? このお風呂は作って奥さんは どのように?
うれしがってくれんだよね 何か作るとね。
あ そうですか。
そりゃそうでしょ。
そうするとやっぱ やりがいがあるじゃん。
(富澤 児嶋)ああ~。
これは生のキュウリで今朝とれた うちのキュウリですけど→
私が作ってる わさびみそをつけて
食べてもらうと おいしいんで。
(柴田)いただきま~す!
手作り?
(晶子)手作り。
みずみずしい!うわ ほんとだ。 うまい!
(晶子)うまい? よかった。
うん!
もう ご結婚されて