しかし、今日の相手は…。
羽根泰正九段、75歳。
年の差は65歳。
通算1200勝を達成。
囲碁界の七大タイトルを5回獲得するなど
中京のダイヤモンドの異名を持つ
重鎮です。
対局前に水筒でのどを潤し
いざ、決戦。先手は、黒の仲邑初段。
2手目に打ったその手に
後手の羽根九段は首を傾げ考え込んでいます。
一方、菫にらみの仲邑初段も
迷いがあるのか、頭を横に振り額をこすり
指をかむ、おなじみのポーズ。
更にカメラが気になるのかこのにらみ。
先ほど対局が終わり
仲邑初段が負け
白星はお預けとなりました。
林≫貿易摩擦が続くアメリカと中国。
中国に豚肉などの大量の農産物を
買わせることで合意し
ご機嫌のトランプ大統領。
ところが中国も
ご機嫌のようなんです。
そのわけとは…。
≫豚肉、しかもかなり生々しい。
解体したての豚肉をぶら下げ
写真に収まる子どもたち。
中国・貴州省の小学校では
成績優秀者に商品として
豚肉が授与されました。
学校が用意した豚は7頭。
豚はその場で解体されクラスごとに配分。
成績トップの児童には15kg。
2番には10kg。3番には豚足1本という具合です。
何しろ今は
豚肉が貴重品ということで
子どもたちよりも
むしろ、家族がにっこり。
肉といえば豚肉という中国で
それほど豚肉が品薄になっているのです。
千々岩≫北京市内の市場です。
こちら、ご覧ください。豚肉がずらっと並んでいます。
ただこの豚肉
去年から供給量が減って
値段が上がっている
というんです。
≫そんな折、入ってきたのが
このニュース。
貿易摩擦で対立していた米中が
第1段階の合意文書を交わしました。
署名を終えたトランプ大統領は
周囲をキョロキョロ。
使ったペンを
中国側代表者に差し出しますが
お返しはないようです。
それでもガッツポーズ。
そして、この笑顔。
何しろアメリカの農産物を
2年間で、およそ22兆円分
中国に買わせることに成功。
選挙を控えた
トランプ大統領としては
お手柄を
アピールしたいところです。
しかし、本当の勝者は誰か。
中国は農産物
ことに豚肉は欲しいぐらい。
輸入量を増やすのはさほど問題ではありません。
むしろ、中国側が避けたかった
経済の構造改革をめぐる議論を先延ばしできたことで
中国政府は、心の中で
ガッツポーズなのかもしれません。
林≫画面左側から
中尾懐聖容疑者とみられる男が
黒いリュックを背負い
大きな袋を持って
事務所に入ってきます。
男は右手に大きな包丁を
持ったまま
事務所の中を歩き回り
人質の女性と一緒に
1階の窓のブラインドを閉じました。
このあと18時間にわたり
立てこもりが続くことになります。
菅原≫小学校で塗料が落下し
児童ら9人が搬送されました。
午後3時40分ごろ
大阪市住之江区にある
小学校の男性教頭から
工事用のシンナーが子どもにかかって怪我をしていると
通報がありました。
警察と消防によりますと
外壁の塗装工事中に
プライマーと呼ばれる塗料が落下し
男子児童8人と成人女性1人に
かかりました。
このうち児童2人は
肌に直接塗料がかかりましたが
すぐに教師が洗い流し