ウエストは高すぎず…
一番細い足首が
のぞく丈にして→
大人の女性に愛される
形に こだわった。
そして ここ岡山で→
スタイルを より美しく見せるための「仕上げ」を行う。
(大草)こんにちは~。
よろしくお願いしま~す。
訪ねたのは
デニムに加工を施す工場。
あえて色を落としたり
ダメージを入れたりして→
はき込んだ味わいを生む。
ポケットのキワなど 加工は細部に及ぶ。
仕上がりの決め手となる工程だ。
大草さん 職人がどんなふうに加工を入れているのか→
その目で確かめる。
工場に勤めて 10年→
抜群の腕で
現場のチーフを担う…
スタジオ
いい髪形だな。
(大草)すばらしい!
得意とするのは「ヒゲ」と呼ばれる加工。
股関節まわりに
色のメリハリをつけることで→
下腹部から太ももにかけてを
すっきり見せる。
ヒゲはデニムの顔
とも言われ→
メーカーごとに
こだわりの型が。
色の濃淡を出すのは 全て手作業。
やすりの種類や 力加減を使い分ける繊細さが求められる。
スタジオ
すげぇ。
常にブレのない職人技は
世界に誇るレベル。
大草さん 浜田さんの技術を借りて
どうしても かなえたいことがあった。
そうそう そうそう。
デニムの表面を削って色を明るくした部分のこと。
すげぇ。
スタジオ すごいね。だまし絵みたい。
(大草)ですよね。 すごい。
すばらしい。 うれしい。
かわいい!
カリスマスタイリストが思い描く最高のデニムが ここ日本で生まれる。
スタジオ
きれい。はいてみたい。
スタジオ
(大草)うれしい!アハハハハ!
(大草)太もものヒゲって言われる
加工は とにかく気を遣って→
強く入りすぎると ちょっと
はいていく場所を選んだりとか→
あとは 抵抗感があったりもするので
きれいには見えるんですけれども→
確実に光と影を
きちんと つくってくれるモノ。→
はいて すぐ出かけられる→
自信をもって出かけられるデニムになったかなと思います。
私にとって デニムって。
Tシャツにジーンズ Gパンでカッコイイみたいなのが→
ず~っと なんか 憧れ像だったから…
…みたいなのが ちゃんとできるようになることが憧れです。
大草さんが生地も国産のモノに
こだわった理由。
それは 絶妙な色落ちをする
藍色の「染めの技術」です。
実は このデニムは…
染料は空気に触れ酸化することで→
発色します。
染料につけては引き上げる作業を繰り返すことで→
深い藍色に染まっていきます。
スタジオ 染まってきた。
この 「染め」のルーツと言われるのが
広島発祥の藍染めの織物…
絣は江戸時代 庶民の ふだん着として
親しまれていました。
藍染めの世界では
「藍は生き物」と言われるほど繊細。
その日の天候や温度 湿度によって
染め上がりの色が変わってきます。
スタジオ
いい色ですよね 藍色って。(大草)はい。 ほんとに何ともいえない…。
スタジオ
(大草)生き物っていうのが分かりますね。
このノウハウが デニムへと受け継がれ→
「ジャパンブルー」として世界中で愛されています。
ジャパンブルーっていうふうに
言われるだけあって→
こんなにも秀でてる技術があって→
それを支えてる地域があってっていうことって… ね。
せかほしでも… 日本も含めて世界だから。
確かに。
だから 取り上げてほしいですよね。
(ハイタッチの音)ハハハハ。
大草直子さんの2週にわたる