2020/01/18(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「浜名湖〜“ウナギといえば浜名湖”なのはなぜ?〜」[解][字]
ん?
まさか…
大正解です。
そうなんです。
結構 離れてますよね。
今 私たち こちらの辺りにいるんですけど
実は 天竜川は→
こちらを流れております。
そうですよね。
ちょうど この…
ほぉ~ これ全部 砂れき層なんですか。
そうなんです。 これを…
おお~ 有名なとこですね。
長い年月をかけて
大量の砂礫を吐き出し→
それが 西に20kmも離れた
この場所までたどりつきました。
元気なウナギが育つには
遠く離れた天竜川が必要だったんです。
さて 浜名湖がウナギの産地になった
条件は まだまだあるんです。
どんどん いきましょう!
何だろう?
うん。
あ~ 池にするために。
池にするため。
なんと浜名湖は→
真水をためておく池を
つくるための条件まで→
そろっていたんです。
というわけでタモリさんがやって来たのは→
湖のほとり。
今から100年以上前養殖が始まった頃に→
池がつくられた場所です。
石垣に注目してみましょうか。はい。はい。
そう!
(笑い声)ですよね ですよね。
こういうような石ですね。
(山田)あっ そうです。 答えが出ました。硬い。
先ほど タモリさんが
船の上から見つけた…
実は これこそが→
ウナギの養殖池をつくるのに欠かせないものだったんです。
あぁ そうですか。
(山田)当時の人たちは…
そうです。 お待たせしました。
へえ~。
(山田)これは 明治ですね
32年に発行された地図なんですが→
今 私たちがいる場所は
ちょうど この辺りなんですね。
これが そのあとに発行された
地図なんですね。
あっ これ 埋め立ててるんだ。
(山田)そうなんです。
そうなんです。
このように湖を埋めてつくった養殖池を→
「川池」といいます。
主に大正時代東京ドームおよそ75個分が→
湖につくられました。
しかし ここで…
(山田)こういうタイプの…
この つくってた当時の方が結構 限界を迎えていたんですね。
なるほど なるほど。
陸に上がって 陸で掘るしかない。
もはや湖に池がつくれない中→
陸上のどんな所に池をつくったんでしょう?
その手がかりを探して
タモリさんがやって来たのは…→
浜名湖から東に8kmも離れた場所。
実は ここに絶好の条件がそろっていたんです。
(山田)そうなんです。
ここ 旧東海道なんですね。
(山田)昔の街道の名残があるような
場所なんですね。
ここから ちょっと…
はい。はい。
お~ 緩やかに下がってます。
(山田)そうですね。
今 私たちがいるのが ちょうどですね
この辺りにいるんですね。
(山田)そうですね。
ここは違うのかな?
あっ 確かに
なんか 線が…。
そのとおりなんです。
あ そうですか。 この線が気になるね。
うんうん。
浜堤?
「浜堤」とは→
波の作用によって運ばれた砂がつくる緩やかな高まり。
浜名湖の東側には この浜堤が
何列にもわたって つくられています。
ず~っと…
(山田)奥にも はい。
このすべては 砂で出来ているんですが…。
そのとおりです。
こうして出来た浜堤が→
池づくりに必要な「あるもの」を生み出します。
それは 低地。