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2020/01/19(日) 19:30〜20:00 ダーウィンが来た!「伝説の獣人!? 幻のクマに南米の森で遭遇!」[解][字]


地道な努力の積み重ねで→
幻のクマの本当の姿が
少しずつ明らかになっているんです。
ラグナさんが観察の拠点にしている

急斜面の谷です。
おや? お母さんが
2頭の子どもを連れて現れました。
生後3か月ほどの双子の赤ちゃんです。
赤ちゃんが 斜面に生える木に登って遊び始めました。
木が揺れて危なっかしいですね。


おっと! 落っこちてしまいました!大丈夫でしょうか?
ああ 登ってきました。
ケガはないようです。
あれっ!? また落ちそう!
口まで使ってなんとか枝にぶら下がっています。
わっ また落ちた!
実は この赤ちゃん 同じ場所で何度も繰り返し落っこちていました。
遊んでいるようです。
子どもたちは こうした遊びの中で→
木の上での巧みな身のこなしを
学んでいるのかもしれません。
そんな怖いもの知らずの子どもたちでも
苦労するのが 谷での移動。
うわ ものすごい急斜面!
こんなところ下りられるんでしょうか?
まずは お母さんがお手本を見せます。
さすが! 難なく下りていきます。
一方の子どもたちは…→
後ろ向きになって おっかなびっくり。
なかなか進めません。
勇気を出して… えい!
うまく下りることができました。
後ろの子は壁を伝うように慎重に下りていきます。
今度は斜面を登っていきます。
振り返ると…→
ひえ~ まさに断崖絶壁!
子どもたちは 随分 離されています。
お母さんに追いつこうと必死。
でも もし ここで落ちたら谷底に真っ逆さま。
命の保証はありません。

母子にとっては過酷な場所。
にもかかわらず 何組もの親子が
この谷に暮らしていることを→
ラグナさんは突き止めました。
どうやら この急斜面が子育ての場所になっているようなんです。
こちらの中腹にいるのは
あのシルベストレ親子。
お母さんが周りの草を集めて
平らに敷き詰めています。
いったい何に使うんでしょう?
その上に寝転んで お乳をあげ始めました。
急斜面で転げ落ちないように
ベッドまで作っていたんです。
ホント 子ども思いのお母さんですね。
ちょっと待った~!あ~ ヒゲじい ここで来ちゃいましたか。
そりゃそうでしょう!
どこが「子ども思い」ですか?
そもそも こんな急斜面に
子どもを連れてこなけりゃ→
すむ話なんじゃないの?
あ~ おっしゃる気持ちはわかります。
でも 実は この急斜面こそが
メガネグマのお母さんにとって→
安心して子育てができる場所なんですよ。
はあ? 安心? いったいどこが?
まあまあ こちらをご覧ください。
お母さんが子どもを連れて→
急斜面を下りようとしていた時の
ことです。はいはい。
お母さんが立ち止まって

なんだか落ち着かない様子ですよね?
あたりをうかがっています。
うん? どうしたの?
谷底から斜面を登ってくる 大きなクマが
います。 オスです。
オスは母と子にとって 最も危険な
存在なんです。
メスを我が物にしようと
子どもを襲うことがあるからです。
ええ!? そりゃ大変じゃないですか!
でも大丈夫。 お母さんは すぐに斜面の上へと移動を始めました。
こうした斜面にいれば いち早く
オスの存在に気付くことができるんです。
え? いったい どうして?
カギは…
実は メガネグマの嗅覚は 犬よりも
何倍も優れているといわれていて→
数キロ先のニオイも
嗅ぎ分けることができるんですよ。
へえ! そんなにすごいんだ!
なんですけどメガネグマの鋭い嗅覚でも→
森の中は木が生い茂っていて
風通しが悪いため→
遠くのニオイには
なかなか気付けません。
一方 斜面は風通しがよく
遠くのニオイも よく届きます。
近づいてくるオスにも いち早く
気付くことができるんです。
さらに 食べ物も豊富なため


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ikatako117

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