周辺のおよそ10万戸が
停電の被害に遭いました。
倒れた鉄塔はいずれも
風速40メートルの風に
耐えられる
安全基準をクリアしていて
保守、点検などでも
問題はなかったと
されていました。
ではなぜ
倒れてしまったのでしょうか。
専門家を含めた
検証チームの調査では
鉄塔が建っていた
山の地形の影響で
局地的に基準を大幅に上回る風が
吹いたことが分かってきました。
最大瞬間風速は
70メートルに
達したとみられます。
今回、経済産業省が
すべての鉄塔を点検するよう
電力会社に指示を
出すことにしたのは
こうした地形は、ほかの場所にも
あると考えたからなんです。
鉄塔は全国に
24万基あります。
まずは千葉のケースと
地形が似ている場所や
台風が多くやってくる
太平洋側などの
鉄塔を優先的に
調べていく見通しです。
対策が必要となれば
電力会社は3月ごろまでに
国に補強計画を
提出することになります。
ことしの
台風シーズンがくるまでに
できるだけ対応を
進めようという姿勢です。
また全国一律となっている
鉄塔の強度の基準も
地域の実態に応じて
改めることにしています。
さらに鉄塔は
高度経済成長時代に建てられた
築50年といったものも
多くて
老朽化が進んでいるという
課題も抱えています。
鉄塔を建て替えるなどして
費用がかさめば
私たちが支払っている電気料金に
跳ね返ることも考えられます。
このため経済産業省は部分的な補強などで
コストを抑えるよう
求めています。
鉄塔は全国、津々浦々まで
電力を届けるのに欠かせません。
台風のときでも安定して
電力を供給するために
速やか、かつ適切に
対策を講じてほしいと思います。
さらにニュースです。
奈良市の職員の
ある危険な行為が
動画でインターネット上に拡散。
奈良市は処分を検討しています。
近鉄奈良駅で撮影された
動画です。
男性が向かいのホームに飛び移ろうとして
線路に転落。
男性は奈良市道路建設課の30歳の職員で
動画の再生回数は
200万回以上に上っています。
街の人は。
職員は友人と酒を飲んだ帰りにひと駅乗り過ごし
ホームを
移ろうとやってしまった。
軽率だったと
話しているということです。
奈良市は市の信頼を
失墜する行為だとして
職員の処分を検討しています。
近鉄広報部は
重大事故につながるおそれがあり
このような行為は
絶対にやめてもらいたい
としています。
続いてスポーツです。
マレーシアで事故に遭ったバドミントンの桃田賢斗選手
日本代表のヘッドコーチは
順調に回復しているとして
早ければ来月の代表合宿に
参加させたいという
考えを示しました。
今月13日
マレーシアで交通事故に遭った