おり、丁寧にお答えをさせてまいりましたが、今後とも国会におけ
るご指摘には、当然、誠実に対応
させていただく所存であります。
IR整備法等開始法案について、
お尋ねがありました。
法律案の取り扱いについては、
国会においてお決めになるべき事柄と承知しておりますが、
IRはカジノだけではなく、国際
会議場、展示場や、
大規模な宿泊施設を建設し、
家族で楽しめるエンターテインメント施設として観光先進国の実現
を後押しするものと考えています。
もとよりIRの推進にあたっては、国民的な理解が大変重要であり、
事業者選定の公平性、
透明性の確保等についても今月発足した高い独立性を有するカジノ
管理委員会や、国会でのご議論も
十分に踏まえて、
丁寧に進めてまいりたいと考えて
おります。
公文書管理についてお尋ねがあり
ました。
政府としては平成30年7月に公
文書管理の適正化にかかる総合的
な施策を決定し、決定したすべて
の施策について、
これまで着実に実行に移している
ところです。
他方、今般発覚した行政文書の保
管や、廃棄における不適切な取り
扱いも踏まえ、
独立公文書館りかんを中心とした各府省におけるチェックの強化な
どを政府を挙げて公文書監理監の
徹底方策について、検討していく
予定です。
なお野党が提出されている法案の
取り扱いについては、国会におい
てご議論をいただくべきものと考
えております。
大塚議員からは7年間の自公連立
政権の成果として、日本が世界の
真ん中で輝く国となったと評価し
ていただいたことに対して、御礼
を申し上げ、さらに全力を尽くし
ていくことをお誓い申し上げるし
だいであります。
>>安倍総理大臣の答弁でした。
>>野上浩太郎君。
>>次は、自由民主党・国民の声、
野上浩太郎さんの質問です。
>>自由民主党の野上浩太郎です。
私は、
自由民主党・国民の声を代表して、
安倍内閣総理大臣の施政方針演説について質問いたします。
今から13世紀ほど前、天平18
年、
大伴家持が国守として越中・富山
の地に赴任しました。
そして美しい自然の中で家持は数
多くの優れた歌を詠み、
万葉集に残しました。
元号令和はこの日本最古の歌集である万葉集から引用されたもので
あります。
新元号の発表は、
幅広い階層の人々が詠んだ歌が収
められ、
豊かな国民文化と長い伝統を象徴
する国書、
万葉集のすばらしさを再認識する
機会ともなりました。
令和という元号には、厳しい寒さ
のあとに春の訪れを告げ、
見事に咲き誇る梅の花のように、
一人一人の日本人があすへの希望とともに、それぞれの花を大きく
咲かせることができる、
そうした日本でありたいという願いが込められております。
この新しい時代の入り口に立ち、
われわれ参議院自民党は、
国民一人一人が感じている漠然と
した不安や懸念を拾い上げ、寄り
添い、向き合っていく。
この決意の下、
昨年10月から不安に寄り添う政
治のあり方勉強会を立ち上げて、
まずは地域の医師不足、
独居高齢者・孤独死、
地域の消滅・崩壊という3つの不
安を中心に有権者や現場の第一線
で努力しておられる方々のお話を
伺ってきました。
自分の身の回りに医者がいない。
このまま一人で生きていかざるをえなくなるのではないか、住み慣
れた地域で生活できなくなるので
はないか。
ヒアリングや現場の視察を通じて、
厳しい状況に対して懸命に取り組む方々の姿を目の当たりにし、
大きな勇気を頂いた半面、漠然と
したしかし、
深く広がる不安の声が中央の政策
中枢、
特に中央省庁の政策立案・執行に