まあ あの~ 鍾乳洞ですよね。
え~と… これはね→
そんな ちょっとやそっとの年月じゃ出来るもんではなくて。
え~…
うん!
うん。
何ですか? 鍾乳洞って。
お手紙をくれた
福山雅治さん 5さいのもとへ。
どうも 福山です。
(福山)ご覧下さい この…
分かりました~。
ということで今こそ 全ての日本国民に問います。
街行く方々に聞いてみました。
鍾乳洞が 何なのか聞いてもちゃんと答えられないのに→
福山さんの魅力を聞くと…。
(福山)アッハッハッ! 「マサ」。
(福山)うれしい~。
…と 福山愛が止まらない 皆さん。
ご主人も 大切にしてあげて下さい。
あ~ 知らなかった。ほんとですか?
しかし チコちゃんは
知っています。
鍾乳洞は…→
生き物の死体が溶けた穴~。
(福山)うん そうなんです。
(雨宮)生き物の死体?
(福山)そうなんです。
いや!
え~!
ええ!?
そうだっつってんのに。
え?
はい。
詳しく教えて下さるのは→
地質から 過去の地球環境を推定する
研究を行う…
(井龍)
これは 「鍾乳石」というふうに呼びます。
こういう 鍾乳石が垂れ下がっている
あの洞窟そのものを→
「鍾乳洞」というふうに呼んでいます。→
この鍾乳洞のもとになっているのがこの「石灰岩」という石なんです。→
この石灰岩には
2つの大きな特徴があります。
まず1つは このようにですね→
石の表面に たくさん穴とか隙間が見えると思うんですが→
ここから 水が入ってきます。
これが 鍾乳洞をつくるうえで非常に大事な特徴の一つです。
そして 2つ目の特徴を説明するために
先生が取り出したのは…。
(井龍)はい。 これは
どの家庭にもある酢です。→
これを ちょっと
石灰岩に かけてみましょう。
酢をかけられた 石灰岩の反応は…。
(井龍)石灰岩が酸性の液体・酢と反応して→
二酸化炭素が
出てきてるんですが→
石灰岩っていうのは
酸に溶ける。
これがですね 鍾乳洞をつくるうえで→
2番目の大事な特徴と言うことができます。
この2つの特徴を踏まえ→
鍾乳洞が生まれるメカニズムを見ていきましょう。
まず 鍾乳洞の材料になる石灰岩は→
サンゴや貝といった生き物の死体に含まれる→
炭酸カルシウムをもとに出来ています。
魚などの死体は腐敗して なくなりますが→
炭酸カルシウムは 腐敗したり
海水に溶けたりすることがなく→
どんどんと 積み重なっていくことで
石灰岩の地層が生まれます。
この石灰岩の地層が
地殻変動などにより隆起し→
地表に現れることが→
鍾乳洞が生まれる最初のきっかけ。
地表に露出した
石灰岩なんですけど→
これは 雨にさらされますね。
実は 雨というのは→
空気中の二酸化炭素を取り込んで→
実は 僅かに酸性なんです。→
そうするとですね…
そして 地層の変わり目などによって…
すると 今度は
横方向に 水が浸透していき→
その一帯の 石灰岩が溶かされることで
大きな空洞が生まれます。
この空洞こそが 鍾乳洞の正体。
(井龍)つまりですね 鍾乳洞というのは→
生き物の死体が積み重なって出来た
石灰岩という石が→
雨に溶かされて出来た
大きな穴というものになります。
簡単に言うと→
まあ 上の方で溶かされた石灰岩が→
空洞のところで
もう一度 固まるからなんです。
水分と共に流れてきた