2020/01/25(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「浜松〜なぜ浜松が楽器の町になった♪〜」[解][字]


これが 天竜川が こう流れを変えた…。もう うん。
全部。 こっから ここまで
自由にやってたんだ。
え~!

だったら…
(笑い声)
あぁ~ はい。
かつて天竜川は
「暴れ天竜」と呼ばれるほど→
激しく流れを変える川でした。


大雨の度に流れる場所を変えていったんです。
そして どこかで
洪水を起こしました。
この辺りに…
う~ん。何回ぐらい?
え~…。
ん?
え?
え?
大体そのくらい。
そうなんです。
そんな悪条件の中 苦労してつくった
「あるモノ」って何なんでしょう?
浜松っていう所は
気候でいうと どんな感じですか?
そんな場所で できるものといえば?
ここに つくられてるんですか? え?
なんか いろんな作物
お花もありますけど。
(太田)はい。
はぁ~。
そう! 家康の領地でつくられた
「あるモノ」とは→
木綿の原料となる 綿花。
江戸中期には 愛知 大阪に並ぶ三大産地として→
知られるほどだったんです。
実は 洪水が来ても綿花が流されないようにする秘策が→
浜松にはあったんです。
え!?
何ですか…。

(太田)そうですね はい。
あれが その跡? 昔 かさ上げした。
(太田)はい。
田んぼの中にある
こんもり盛り上がった場所。
これが綿花栽培の秘策
島畑です。
洪水であふれ出した土砂は
水が引いても そのまま残ります。
残った土砂の上に 更に土を盛って
より高い場所で綿花を栽培し→
洪水から守ったんです。
あ~ 大変だな。
「あ~ 流れちゃったよ~」ってことに
なるんですかね。
へえ~。
まず 綿の一大産地になった浜松にはそれだけではなくてですね→
今度…
え?う~ん…。
それが分かる場所があるんですか?
(太田)はい。ほんとですか。
そちらの方に行ってみましょう。
行きましょう。
ありがとうございます。
(笑い声)
洪水に悩まされながらも
苦労して綿花の産地になった浜松。
そこには 楽器づくりの礎になる
「ある人たち」が集まってきたんです。
一体どんな人たちなんでしょう?

こちらです。失礼しま~す。
あぁ~。
お邪魔します。
あぁ~。 すると…
木工をする方っていう。
はい まさしく そのとおりです。
浜松で織られた木綿は江戸で評判になりました。
そして 綿を織るための機械「織機」が
どんどん必要になったんです。
縦糸と横糸を複雑に組み合わせる
機械をつくるには→
高い技術力が必要でした。
よかったら 2織り 3織り織ってごらんになりませんか?
よろしいですか?
はい。動かせるわけですね。
これで…。
あっ。そうすると先ほどとは反対側というか交互に。
よくできてますよね。
なかなか…
いりますね。 ほう なるほど。
そうですね。ありがとうございます。
浜松に集まった「ある人たち」とは
高い技術力を持った大工。
そして この技術力が 明治維新後→
ある楽器に生かされることになるんです。
それもありますね。
フェントンが来て…。
えっ まさか…
軍楽隊自身は 浜松とはちょっと関わりがないんですけれども。
教室とかにあった…。