はい。
3分停車。
そうなんですか。
(笑い声)
えっ… え~? え~?
お~ きれいだ。
あ~!
ご案内します。
えっ? あ そうですか。
もう降りるんですか?
え? 降りる…。
恐縮です。 こちらです。
はい。はい。
タモさん 気持ちは分かりますが→
この駅で 三陸の人たちが鉄道に寄せる思いを感じてほしいんです。
うわ~ きれい。
(佐藤)こちらの方にお願いします。
ここは 盛から3駅目。
大船渡市内の小さな集落にある駅です。
タモリさん この車両を
ちょっとご覧頂きまして→
お気付きになるところは ございますか?
はい そのとおりです。 結構…。
結構 傾いてますね。
そのために隙間もあいてますけども。
この まずはカーブの…。
(笛の音)
行きます!
あの…
え?
気を取り直してもう一度 カーブにご注目。
盛を出発しまして 赤崎から綾里→
そして 恋し浜にまいりました。
こういった線路がですね→
ギューッと…。曲がりますね。
これになってしまう。
お~ 結構なもんですね。はい。
うわ~ すごいね。
トンネルとトンネルの僅かな間のカーブ。
こんな場所に駅をつくったのには
理由があるんです。
この路線
実をいうと 国鉄の時代からありまして→
国鉄時代というのは…
あ~ そうなんですか。
(笑い声)
へえ~。
じゃあ…
(佐藤)で 第三セクターとなりました三陸鉄道の開業した翌年→
1985年ですが
この駅が誕生いたしました。
そこに…
はい。はぁ~ そういうことか。
どうしても駅が欲しかった切実な思い。
この辺りの地形を空から見て感じてみましょう。
お~。
お~。
すごく狭い ここだけですね。
そうですね もう両側が。
ご覧のとおりです。
僅かな平地。
僅かな平地ですね。
まさしく 陸の孤島。
鉄道が 外の世界と集落をつないでいます。
おや? タモさん 何か気になるもの見つけちゃいました?
「愛の磯辺」?
(笑い声)
「愛の磯辺」!
はあ… 恋し浜。
強引に
こういうふうなものに やったんでしょ。
あ~!
確かに これは… あっ しかも「藍」。
「藍の磯辺」 あっ…
(佐藤)「小さな石の浜」 それを…
(笑い声)
ちなみに 私事でございます…
この駅名板 そして あちらは…。
鐘がありますね。 何ですか これ。
あ そうなんですか。 これは これは。
キーパーソンな…。ご苦労さまでございます。
(笑い声)
そうだったんですね。
(鐘の音)
お~。
(笑い声)
あ~!そういうこと? これ 鐘ついて。
サービスになってるんだね。
あっ じゃあ→
恋人たちよ
どうぞ鳴らして下さいという…。はい。
へえ~。
(笑い声)ご自分で言われちゃうんですね。
そこはそこ ですけども…
なっておりますか。なってます。
随分ロマンチックな名前になってしまった
この駅。
でも そもそもは→
恋人たちの名所にすることが目的ではなかったんです。
その意外な理由