また忍者!
多くの観光客が
忍者の世界を楽しんでいます。
どうして伊賀は
“NINJA”の里になったんでしょう?
タモリさんがブラブラ歩いて
解き明かします。
今日は伊賀忍者で「ブラタモリ」。
ニンニン!
♪♪「ハロー ハロー お元気?」
♪♪「今夜なにしてるの?」
♪♪「TVなんか 見てないで」
♪♪「どこかへ一緒に行こう」
♪♪「だからもう I love you so」
♪♪「I’d love to be backin your heart」
♪♪~
タモリさんが やって来たのは伊賀の北東部。
川東という農村地帯。
実は 忍者のルーツを探る上で欠かせない場所なんです。
おおっ。
伊賀市の教育委員会で文化財を担当しております。よろしくお願いします。
タモリさん 伊賀は初めて…。
初めてです。
(笠井)ああ そうですか。
どうですか? 雰囲気といいますか。
普通の里ですね。
まあ でも なんか…
(笑い声)
なんか その家 古そうですね。そうですね。
うん。 こっち…
(笠井)ええ。
タモリさん タモリさん
ちょっと前の方も…。
お~ 囲んでありますね。
更に…。
あそこだ! あれまた立派な土塁だね。
おお~。
高いね。
(笠井)そうですね。
お邪魔します。 おお~。
失礼しま~す。
ず~っとあるわ。 土塁が。
ず~っと取り囲んでますね。
一段 段があって。
(笠井)実は 川東地区で 今 3軒→
土塁のあるおうちを
拝見してるんですけども…
ほぉ~。
そう 伊賀には家を取り囲む土塁がいっぱい。
今から500年ほど前に
つくられました。
これこそが 忍者のルーツを知る
手がかりなんです。
そうですね。 じゃあ…
誰が何をという…。
これを武器にしていた人は
どんな人でしょうか?
はい そのとおりです。
…と考えられているものなんです。ほぉ~。
なんと 伊賀忍者のルーツは
武装した農民。
かつては ご近所同士でさえ
激しく いがみ合っていたんです。
何ていうか…
(笑い声)そうですね。
ちなみにですね
こういう武器も使っていたと。
これ 投げるんですか?
投げて こう戦う?
ええ。
あぁ… ではないですね。
かけて…。
そうですね。ほぉ~。
鎌を集めて それで
石垣だったりとか土塀とか かけて→
それで こう のぼる。
あいつは一体 何を考えてんだろうか?
でも どうして農民たちは
お互い争うことになったんでしょう?
その謎を解く鍵は
伊賀独特の地形にあるんです。
前方 高い山がありますし→
左手 見て頂きますと やっぱり山がある。
そうですね。
じゃあ これ ちょっと見て頂いて。→
先ほど 私 申し上げた
前方の山は これになりますし→
後ろの あの山が こちらになりますね。
(笠井)実は 川東だけではなくって…
四方を山に囲まれた 伊賀。
しかも 木の枝のようにのびた谷が複雑に入り組んでいるんです。
…ということを
申し上げたんですけれども→
これが その地図です。
(笠井)そうなんです。
(笠井)これ見て頂いて…。
あっ 確かにこういう へりといいますか…。
山裾とか 谷っぽい所ですね。
一見 伊賀には広い平地が広がっています。
しかし 川が氾濫するおそれがあるため