訪問したことをきっかけに→
今回 球場で
応援することになったという。
おはようございます。
ありがとうございます。お願いします。
いけるか。
♪♪～
かっ飛ばせ～！ イチロー！
イチロー！ イチロー！
う～ イチロー！
♪♪～
かっ飛ばせ～！ イチロー！
イチロー！ イチロー！
う～ イチロー！
イチロー！
突然 生徒たちの前に→
ユニフォームを着たイチローが現れた。
ありがとうございました。
ありがとう。
ありがとうございました。
ええ子やな。
ありがとう。
ずっと応援してます。ありがとう。
カゼひかないでね。
ありがとう 寒いよね。ありがとう。
ありがとう。
ありがとうございます。ありがとう。
２月 イチローは→
いよいよ勝負の舞台となるアリゾナへと乗り込んだ。
ここでのオープン戦で
結果が出なければ→
自ら引退を決断する。
イチローはそう覚悟を決めていた。
イチロー！ イチロー！
イチローの周りに大勢のファンが詰めかけた。
イチロー！ イチロー！
イチロー！ イチロー！
２９６日ぶりとなる実戦。
真ん中高めの球をライト前に飛ばすタイムリー。
復帰に向けて 順調なスタートを
切ったように見えた。
しかし…。
２試合目以降三振が目立ち始めた。
♪♪～
（打球音）
（打球音）
（打球音）
試合後
誰もいなくなった室内練習場。
１人 バットを振り続ける
イチローの姿があった。
（打球音）
（打球音）
（打球音）
（打球音）
（打球音）
はい。
イチロー！ イチロー！
イチロー！ イチロー！
♪♪～
しかし 結果が出ない。
♪♪～
（打球音）
（打球音）
（打球音）
イチローは
ひたすら バットを振り続けた。
（打球音）
（打球音）
（打球音）
（打球音）
（打球音）
しかし ヒットは出なかった。
オープン戦最終盤の３月。
イチローは引退の意思を家族に伝えた。
それは 難しいな。
弓子も ずっと そういう覚悟でいてくれたと思うので→
それはもう 受け入れてましたね。
実際に球場に行って闘ってないのに闘ってる。
闘ってた人ですから。
何か 毎年シーズンが終わると→
ぐったりしてましたもんね。
弓子の方が。
いや これはもう そうしないと
チームに悪いなと思ったし。
まあ 結果が出なければ→
もう そうするっていうふうに決めていたし。
当然の決断でしたけどね。
ただ まあそのことは分かっていても…。
だからといって諦められない。
諦められないというのはメジャーに→
残るということではなくて
自分の技術→
１本のヒットを打つために
そこに心血を注ぐということを→
諦めることができないんですよね。
だから それは最後まで引退を決断しても→
何ら変わりのないことでしたよ。
そして 東京ドームラストゲーム。
迎えた最後の打席。