だらしない服装をしていたのです。
お金が ないからか。
更に…。参加しなきゃいいのに。
何で 参加すんの?
そわそわと落ち着きなく礼儀作法も めちゃくちゃでした。
女性たちは
そんなリンカーンを敬遠。
(ため息)
リンカーンは 若い頃モテなかったのです。
よく飛び込んだな
パーティーに。
また行ってる アハハッ。
それでも めげずに ホームパーティーに参加していたリンカーン。
モテたかったんだ。
1839年 ついに運命的な出会いを果たします。
21歳。
後の ファーストレディーです。
銀行経営者の娘だった メアリーは→
いわゆる…
幼い頃から
ある夢を抱いていたといいます。
私…
へえ この時に言ってたんだ。
メアリーが
リンカーンの どこに惹かれたのか→
詳しくは分かっていません。
一方 女性とのつきあいが苦手だったうぶなリンカーン。
メアリーのアプローチに
舞い上がります。
出会ってから1年後
二人は婚約しました。
周りは
反対しただろうなあ。
しかし その後
メアリーの態度は豹変します。
食事をしている時
事件は起こります。
怖っ。
リンカーンのテーブルマナーは無作法だったと言われています。
考えらんないんだろうなあ もう。
お嬢様で育ってきてるから。
街で デートをしている時にも…。
あなたの格好あまりにダサすぎて 嫌だわ。
そうかな?
大体 何で サスペンダーを片方しか つけないのよ。
あっ これ
ほんとに そうだったんだ。
姿勢も悪いし 歩き方も変!
(ため息)
あまりの小言の多さに→
リンカーンの心はメアリーから離れてゆきました。
リンカーンの伝記には→
メアリーとの婚約を解消しようとしたことが→
記されています。
(鐘の音)
結婚式の当日。
いつもと装いの違うリンカーンに子供が話しかけます。
どこへ行くの?
リンカーンはこう答えたといいます。
多分… 地獄。
ハハッ ほんとに嫌だったんだ。
(雷鳴)
メアリーとの新婚生活は→
リンカーンが予想したとおりの
壮絶なものでした。
今んとこ 大統領になる気
しないんだけど。
大丈夫かな…。
うるさ~い!
しかし リンカーンに対する→
厳しい仕打ちの裏には→
メアリーの ある思いがありました。
そこで逆算したら やっぱこれぐらいになっちゃうよね。
全て うまくいくわ。
あなたは 大統領になる。
妻の熱意に押され→
リンカーンは いつしか政治への挑戦を決意します。
こっから変わんのか。
こんにちは。 私の夫です。
上流階級出身のメアリーが持つ
人脈を使い→
地元の有力者や 政治家と交流。
支援の輪を広げていきました。
1846年
リンカーンは 下院議員選挙に当選。
そして ついに
大統領になってしまったのです。
更に メアリーは→
意外なアドバイスをリンカーンにしていたと→
言われています。
それは リンカーンの代名詞とされる演説について。
文章は 短く 簡潔にした方が
思いが伝わると助言しました。
アドバイスもしてたんだ。
その集大成こそがあの ゲティスバーグの名演説です。
ブルーでしかなかった結婚は
政治家・リンカーンにとって→
生涯 最高の支持者との
出会いでもありました。
ほんとに メアリーさんがいなかったら