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2020/11/24(火) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(103)「いつかまたピアノは響く」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(マサ)<昭和18年の夏。戦況が ますます激しさを増す中→
マロニエ荘の住人 守田が
ついに出征する事になりました。→
その出発を マロニエ荘の人々は
陽気に祝いました。→
それが せめてもの
はなむけだと思ったからです>
(八州治)おい! 何だ 何だ!
もう しけた面しやがってよ!
飲めよ!
この世の終わりって訳じゃねえんだからさ。 な!
(守田)俺は もう生きて帰れないと
覚悟してます。→
新聞記者の友人から
聞いたんですよ。
内地で 報道されている事は
ごく僅かで…→
戦場の実情は
相当 厳しいそうです。
ハッハハ…。 だから てめえは
頭でっかちだっつうんだよ!
いいか?
行った事がねえ場所の事を→
行く前から あれこれ考えたって
しょうがねえじゃねえか!
(桜子)そうですよ。
八重さんも おるんだし→
そんな悲しい事 言わんで。


いや…。
俺は もう
死んだものと思ってくれ。
♪♪~
冬吾さん 八州治 和之君→
あんた達は生き残って
俺の分も いい絵を描いて下さい。
約束して下さい。
お願いします…。
(冬吾)分がった。 約束する。
(和之)俺も 約束します。
(八州治)湿っぽく
なっちまったじゃねえかよ!
おい 歌うぞ! 「チャカホイ」だ
「チャカホイ」! 和之 歌うぞ!
(八州治)♪♪「風は春風 桜は」
<こうして 翌朝 早く→
守田は 恋人の八重を残して
戦地へ向かいました>
♪♪~
(八重)絵が描きたいわ 私。
思いっきり 絵の具を使って
大きなキャンバスに 絵を描きたい。
みんなと また 展覧会が開きたい。
いつか そういう日が来るかしらね。
来るよ きっと。 前に冬吾さんが→
いつか 冬の時代が来るって言っとった。
絵描きも 音楽家も→
首を縮めて じっとしとらんといかん時が来るって。
ほいでも


冬は いつか終わるんだよ。
守田さんだって 必ず帰ってくる。
うん!
(秋山)桜ちゃん!
はい。 ああ 秋山さん。
仕事が入った!
歌謡曲や唱歌のアレンジをする仕事だ。
ホントですか!? よかったですね!
あんた 少し手伝ってくれるか?私が?
あんた 前に ジャズを
教わりたいって言ったよな?
はい。 言いました。
たとえ どんな曲でも→
コードの進行や
アレンジのしかたを覚える事は→
ジャズの勉強になるんだ。
ほいでも 私にできるかな?やってみなよ 桜ちゃん。
♪♪~
はい。 やりたいです。やらせて下さい。
俺が頼んでるんだよ。
ハハハ! そっか!
(笑い声)
お願いします!(秋山)うん!
(笛子)ラジオ番組の仕事?
あんたに できるの? そんな事。
私は
秋山さんの助手をするだけだで。
それに お手当も もらえるって。
そしたら 家の方にもちょっとは お金 入れられるで。
ありがとう。 ホントに助かるわ。

(冬吾)今の時代に 好きな事が仕事になるなんて 幸せな事だ。
思いっきりやってみれ 桜ちゃん。
はい!
♪♪~
<翌日の日曜日 隣組の防空演習が行われました。→
隣組とは 国民統制のための
地域住民組織で→
配給などの知らせを
徹底させるほか→
相互監視の役割も

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