♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(桜子)♪♪「埴生の宿も」
(マサ)<ピアノ線の供出により
マロニエ荘のピアノは→
もう
鳴らなくなってしまいました>
♪♪「玉のよそい」
♪♪「うらやまじ」
このピアノ 私が 初めて
ここに来た時から あったね。
(冬吾)んだ。
桜ちゃんが 初めて弾いだのもその曲だったな。
ほいで 達彦さんが 越してきて…。
暇があると2人で このピアノ 取り合って…。
♪♪~
いつかまた 弾けるべえ。
泣ぐな。 いつかまた
このピアノが鳴る日が 来るはんで。
♪♪~
(ラジオの落語)
(浩樹)フフフ。
笑うなよ。(杏子)はい。
(ラジオの落語)
(笑い声)
♪♪~
何で 笑えるんだろうな。
昨日までと
何も 変わっちゃいないのに。
多分 人って
どんな悲しい事があっても→
ず~っと 絶望したままじゃ
おられんもんなんですよ。
今日 僕が笑えたのは
君のおかげだ。
♪♪~
お姉ちゃん。あっ ごめんなさい。
桜ちゃん。 鈴村さんはね→
この間の桜ちゃんの放送聴いて下さったのよ。
ありがとう。 とても いいものを
聴かせてもらいました。
いえ そんな。 お恥ずかしいです。
杏姉ちゃん。 私 外で待っとるね。
ほっか。 岡崎に帰るのか。
うん。 笛姉ちゃん達の事よろしく頼むね。
亨ちゃんの様子も
時々 見に行ってあげてね。
うん 分かった。
ねえ 鈴村さんって初めて会った時と→
だいぶ 様子が変わったね。
明るくなってて 驚いちゃった。
桜ちゃんの おかげよ。
あの放送 聴いてからあの人 随分 明るくなったのよ。
ほうかん? 杏姉ちゃんの
おかげじゃないのかん?
ほんな事ないよ。
ねえ 杏姉ちゃん。うん?前に 言っとったよね?
自分は 家庭が持てるかどうか
分からんって。
うん。
1回 結婚に失敗しただけで→
そんなに窮屈に考えなくても
いいんじゃないかな。
この次に もし 杏姉ちゃんに
好きな人ができたら→
周りの事なんか 気にしんで
幸せになってほしい。
♪♪~
♪♪「うさぎ追いし かの山」
♪♪「小鮒つりし かの川」
♪♪「夢は いまも めぐりて」
(八州治)そっか。 桜子ちゃん
明日 岡崎 帰っちまうのか。
寂しくなるなあ おい。
(和之)帰ったら 磯おばさんによろしくお伝え下さい。
分かった。
(八重)桜ちゃん。 元気でね。はい。
桜ちゃんさ ちょっと いいかな?
えっ?ちょっと いいかな?
見んなよ!
あのさ 俺さ 絵が売れて→
生活が
安定するようになったらさ→
ゆくゆくは 杏子さんに
結婚を申し込みたいと→
思ってるんだけど どうかな?
結婚…。 う~ん どうかな…。
おい 何だよ その答えさ~。
冷たいんじゃないの?
≪ごめんください。
あっ はい。
昨日は どうも。
ご大儀さまでした。
(鈴村)実は その事で ちょっとね。
何でしょうか?
入院中の息子が
この前のラジオ放送を聴いて→
様子が違ってきた。
音楽は 何の役にも立たんと決めつけるのは→
間違っておったかもしれん。