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2020/11/30(月) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(108)「いつかまたピアノは響く」[解][字]


お店の事を任されて。
正直言って

ご負担だったじゃないですか?
いえ そんな事は ないですけど。
若女将!
野木山さん。 さっきの
お店が大変って何なの?
はあ…。 ほいが ほの…。
ほいがですね。
女将さんのですね…。
(かね)まあ 桜子さん!随分と お早いお帰りだこと!
東京で
音楽に うつつを抜かして→
うちの事なんて
忘れとったんじゃないの?
ほんな事ないです。
そう?
聴いたわよ。
有森桜子編曲「故郷」。
あれを 聴かれたんですか?


あの… あれは 仕事で…遊びじゃなくて。
まあ それは いいわね。
帰ってきてくれただで。
今日は
ゆっくり休んでちょうだい。
何でも 仕事 言いつけて下さい。
お店が大変だって聞いたもんで。お店が大変?
誰が そんな事 言ったの?
違うんですか?
まあ 前みたいに 商売が
ある訳じゃないけども→
相変わらず ぼちぼちとは
やってますよ。
それに 妹のタネと 利雄さんが
来てくれて→
随分と 私は 助かっとるの。
あ… さっき お会いしました。
こういう時は やっぱり
身内が そばに おってくれると→
心強いわね。
タネが言う事は 私の言う事だと思って 聞いてちょうだいね。
はい。
(小鳥のさえずり)
おはようございます!
おはようございます!
あの…。
まあ 桜子さんここは 私がやるからいいですよ。
ほいでも 今まで 帳場は 私が…。
それは あんたが留守にするまでの話だらあが。
私は 姉から

帳場を任されとるんです。
昨日も言いましたが→
あんたは なにも このお店で面倒な仕事をする事は ないわね。
音楽が お好きなんでしょう?
はい。
だったら 好きなだけ
ピアノを弾いとって下さいな。
姉には 私の方から
よく言っときますから。
お心遣いは うれしいですが
それは できません。
私にも 責任がありますから。
そう。
だったら 太郎の勉強
見てもらえるかしら?
太郎君の勉強?
豊橋におる間は 家庭教師つけとったんですけどね。
こっちでは まだ いい先生が
見つかっておりませんでね。
♪♪~
女将さんちょっと よろしいですか?
どうぞ。
♪♪~
帳場を
タネさんに任せられたんですか?
ほうだ ほうだ!
ほうなのよ。
それ言うの 忘れとった!
ほいだから 桜子さん あんた悪いけど ほかの仕事してね。
太郎君の勉強を見ろと

言われましたけど。
ああ そう。 じゃ 見てやって。
まあ いいじゃないの たまには。
子どもの勉強 見るくらい
あんたも いい息抜きになって。
♪♪~
にいちが2 ににんが4にさんが6 にしが8 にご10。
にいちが2 ににんが4
にさんが6 にしが…。
にしが…。
ちゃんと 覚えようね。 もう一遍。
にいちが2 ににんが4…。
くっだらねえ!
こら! 九九ができんと
大人になってから 困るんだよ。
おねえちゃんと
もう一遍 練習しよ。 ね!
うるさいな!
俺は 勉強は嫌いなんだよ!
べえ~!

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ikatako117

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ikatako117