2020/12/01(火) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(110)「ショパンよ母に届け」[解][字]


なにも 妹に 店 任せんでも。
はい。
ねえ 叔母さん。ん? 何?
ううん 何でもない。 頂きます。

頂きます。
おいしい!
(お清)女将さん。はい。
有森 磯さんが お見えですけど。
有森 磯?
こんにちは。


珍しいね。 何か御用かしら?
ちょっとね。
お宅の事情を伺いに来たんだわ。
あんた 帳場を 妹さんに
任せとるっていうじゃないの。
それが どうかした?
この店の若女将は桜ちゃんでしょう。
突然 よそから来た人が
店を取りしきったら→
桜ちゃんの
立つ瀬がないじゃないの。
うちの店の事を あんたに→
とやかく言われる筋合いじゃないわ。
帰ってちょうだい!
はあ~ あんたの顔 見とったら頭 痛あなってきた。
あのね あんたに 一つ
聞いておきたい事があるんだわ。
この先 あんたが 桜ちゃんを
どうするつもりかって事。
もしも… もし 万が一
達彦さんの身に 何かあった時…。
達彦の身に 何かある訳が
ないでしょ!?
不吉な事
言わんどいてちょうだい!
そんな 怒らんでよ。
私は ひと言だけ言っておきたいんだわ。
この先 何か起こった時には
桜ちゃんを この店で→
飼い殺しにするようなまねだけは

せんといてね。
桜ちゃんには
桜ちゃんの人生が あるだでね。
達彦は 絶対 帰ってくるわ。
誰が 何と言ったって!
大体 あの子は
好きで 達彦のとこに押しかけて→
ほいで この店におるじゃないの。
達彦の帰りを この店で待って→
ゆくゆくは 達彦の嫁として
一生 この店に仕えてくのが→
あの子の務めなんです。
(ため息)
♪♪~
♪♪~(ピアノ)
叔母さん。
いい曲だね。うん。
この曲はね 達彦さんにもらった
作曲法の本で 勉強して→
初めて 自分で作った曲なんだ。
♪♪~(ピアノ)
桜ちゃん。
何?聞いてほしい事があるの。→
落ち着いて 聞いてね。
♪♪~
達彦さんの事なんだわ。
♪♪~
2020/12/01(火) 16:35〜16:50
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】純情きらり(110)「ショパンよ母に届け」[解][字]

昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、桜子(宮�アあおい)が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。2006年放送の連続テレビ小説。

詳細情報
番組内容
山長で八丁味噌(みそ)の2樽がなくなる事件が発生。たちの悪い泥棒かもと、桜子(宮�アあおい)は仙吉(塩見三省)とともに蔵を見張るが、その仕業がタネ(秋山菜津子)夫妻と野木山(徳井優)によるものとわかる。闇でみそを横流しするのも商売だと主張する彼らに対し、かね(戸田恵子)と桜子はもってのほかと言い返す。そんな折、磯(室井滋)は東京の杏子から達彦が戦死したかもしれないと聞き、桜子に伝える決心をする。
出演者
【出演】宮�アあおい,秋山菜津子,徳井優,室井滋,戸田恵子,塩見三省
原作・脚本
【脚本】浅野妙子,【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ